下関北九州道路(第二関門橋)とは?そのルートや完成時期!

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下関北九州道路(第二関門橋)。

関門海峡を結ぶ、新たなルートとして計画されている道路です。

私は現在下関市に住んでいるのですが、この道路は本当に早く実現して欲しいと感じています。

このページでは、そんな下関北九州道路(第二関門橋)のルートや完成時期についてお話していきます。

合わせて、現在の関門海峡の道路事情や、私が考えるこの道路の必要性や早期実現して欲しい理由も書いていますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね(^^)

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下関北九州道路(第二関門橋)の概要

それでは、早速ですが下関北九州道路(第二関門橋)のルートと完成時期からお伝えします。

ルートと完成時期

【ルート】下関市彦島⇔北九州市小倉北区
【完成時期】未定

ルートは、現在の関門橋とは少し離れた位置にある下関市彦島と北九州市小倉北区を結ぶルートが計画されています。

そして、完成時期は残念ながら今のところ未定となっています。

それではここから、ルートや完成時について更に詳しく見ていきたいと思います!

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ルート

まずは、ルートについてです。ルートは、下関市彦島付近と北九州市小倉北区付近を接続することが計画されています。

航空写真で見ると、こちらです。

第二関門橋のルート

このルートには、三つの意味が込められています。

災害時のバックアップ

一つ目は、災害時のバックアップ機能のためです。

現在の関門橋を始めとして、関門トンネルや新幹線のトンネルは、関門海峡の幅が最も狭くなる場所に集中しています。

そのため、ひとたび地震などの大災害が起こると、同じ場所にある橋やトンネルが全て通行不能になってしまう可能性も少なくなりません。

そうすると、本州⇔九州を移動する手段のほぼ全てが同時に失われて、人や物の移動に大きな支障を来たすことになります。

そんな災害時のバックアップとして、現在の関門橋からなるべく離れた場所に建設し、大きな災害が発生したときに両方の橋が通行不能になる確率をなるべく下げるようにします。

関門橋の老朽化対策

二つ目は、関門橋の老朽化対策です。

現在の関門橋が開通したのは1973年で、かれこれもう50年近くになろうとしています。そのため、今後通行止めを伴う大規模な補修が必要になる時が来るかもしれません。

そうなると本州と九州を結ぶ道路は、片道一車線で交通容量の小さい関門トンネルだけとなってしまい、容量オーバーとなって大規模な渋滞が予想それます。

将来的に必ず来るそのような日のために、う回路としての機能を持たせます。

両都市間の経済的強化

三つ目は、北九州と下関の経済的な繋がりを強化するためです。

北九州と下関は関門都市圏として結びついていますが、現在のルートだけではいまいちです。下関駅周辺から小倉駅周辺へ車で移動しようとすると、大回りになってすごく時間がかかります。

しかしながら第二関門橋のルートでは、下関駅周辺と小倉駅周辺をほぼ直線で結ぶことができ、しかも大きな渋滞の発生が予想されるところもありません。

そのため、北九州⇔下関間の車での移動が今よりも格段に便利になります。両都市間の経済的な結びは、大幅に強化されることになるでしょう。

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完成時期

そして大変残念ではありますが、完成時期は今のところ未定です。2008年に国の財政難でプロジェクトが凍結されており、はっきりとして再開の見込みは立っていません。

今は、凍結された計画を再度見直して推進したり、建設のための調査に予算を使うかどうか検討している最中です。

早期実現を要望!

しかしながら、現在下関市に住んでいる私にとっては、第二関門橋を本当に早く建設して欲しいと思っています!

第二関門橋によってもたらされるメリットはこんなにもたくさんあります。

大規模災害に対する備え

まずは、前述した大規模災害に対する備え。

関門橋と関門トンネルが両方通行不能になって、本州⇔九州間の車での移動ができなくなるとマジでやばいです。

日本は、いつどこで地震が起こるか分かりません。地震が起こる前に、作ってほしいです。

関門橋通行止め時の渋滞解消

関門トンネルが通行止めのときは関門橋に迂回すれば済むだけの話であまり問題はないのですが、関門橋が通行止めになると大問題です。

関門トンネルは片道一車線で普通の状態でも交通量がギリギリなのですが、関門橋が通行止めになるとその車も関門トンネルに向かうことになります。

関門橋の通行量は関門トンネルの倍もあるので、そんなにたくさんの車が来たら関門トンネルで対応できるはずがありません。

当然、交通量の処理能力の限界を超えて周辺の道路は大渋滞です。

特に、関門橋が通行止めになったときに下関市内の国道2号線の渋滞は本当にひどいです。

日常生活にも支障が出ますので、関門橋が通行止めになったときの迂回路がもう一つ欲しいのです。

小倉へのアクセス向上

これも前述の北九州⇔下関間の経済的つながりの強化につながりますが、小倉方面へのアクセスが格段に良くなります。

現在の関門トンネルで下関から小倉に向かおうと思ったら、遠回りになるわ信号や渋滞は多いわで、嫌になるくらいの時間がかかります。

でも、第二関門橋のルートではあっという間に小倉に着けそうです。

そして最もその恩恵に受けるのは、彦島地区だと思います。

目と鼻の先にある小倉に行くのに車で1時間もかかっていたのが、10分もかからないうちに行けそうです。

ただ一つ心配なのは、そうなると彦島の人は買い物などするときいつも小倉に行くようになって、下関中心部が今よりも更にさびれてしまう可能性があることですね。

新ランドマークに

第二関門橋ができれば、新たな関門のランドマークになります。

関門海峡はとても景色がキレイで、夜になれば素晴らしい夜景も見ることができます。

そんな関門海峡に溶け込んだ橋や、逆に第二関門橋からみる関門海峡の景色は、非常に美しいものになるでしょう。

まとめ

以上で、第二関門橋のルートや完成時期、早期実現を要望する理由です。まとめると、下記の通りです。

  • ルートは、下関市彦島付近⇔北九州市小倉北区付近
  • 完成時期は、今のところ未定
  • メリットたくさんあるので、早期実現を要望!

実現するまでにはまだまだ相当な時間がかかりそうですが、本当に、心の底からこの計画が実現されることを願っています(^^)

3件のコメント

下関と小倉ですから、関倉大橋(カンクラオオハシ)でいきましょう!
トンネル案は無い。吊り橋の案でいく。ここまでは大体わかりました。
あと早期に知りたい点は
(1)一般道路にするか?それとも自動車専用道にするか?
(2)両側1車線にするかのか? それとも両側2車線にするか?
この2点です。これによって、建設コストが大きく変わります。
同地域に3本目のルートですから、いくらメリットをたくさん並べても
色々と批判が出るでしょう。予算が厳しいなら1車線も有りかなと思います。

片側1車線(両側2車線)にするか? それとも片側2車線(両側4車線)にするか?ですね。間違えました。これによって橋幅が決まり、コストも大きく変わります。 関門トンネルを何度か車で走行したことありますが、トンネルはコスト大幅増となります。また必要以上に距離が伸びたり排煙設備など工事費が増加します。 大型トラックの排気ガスも半端じゃないぐらい充満します。3本目のルートですから、コストパフォーマンスからして「吊り橋案」が妥当でしょう。北九州市役所から最短距離で彦島(本州と連結済み)へ到達できることは効果が有りますね。3号線の渋滞も分散しますし。

しまなみ海道さん
こんにちは、当ブログ管理人の星野なゆたです。
コメントありがとうございます(^^)
しまなみ海道さんは、お名前からしてしまなみ海道の近くにお住まいなのでしょうか?
私も何度か通ったことがありますが、とてもキレイでした。
関倉大橋は、良い名前ですね!
どのような道路になるのか、確かにとても気になります。
普段であれば、1車線の一般道で十分な気がしますが、
災害時の関門橋のバックアップの役割を果たすには、
2車線の自動車専用道路の方が良いとも思います。
批判は、仕方ないところもありますよね。
しばらく前には、野党の方々が直々に下関を訪れて、
必要ないとのコメントをされたこともありました。
ただ、地元民としては、関門橋の災害対策と、
下関北九州間の利便性向上のために絶対に必要だと思っています。
具体的な話はまだまだ全然聞こえてきませんが、
早期の実現を願っています(^^)

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