エコフィールとは?価格やランニングコスト、デメリットについて!

ボイラー

灯油を使用してお湯を沸かす、石油給湯器。

その中で、「エコフィール」と呼ばれているとても熱効率の高い給湯器が最近は良く売られています。

そこで気になるのが、いったいどれくらい熱効率が高いのか?また、価格やランニングコストは従来の機種と比べてどれくらい違うのかなどについてです。

今回は、そんなエコフィールについて気になることをお話ししていきます。

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エコフィールとは?

エコフィールとは、今まで捨ててしまっていた排気ガスの熱を利用することのできる、新しい石油給湯器です。

従来の石油給湯器よりも燃費が良く灯油の使用量が少なくてすむので、燃料代が安くなります。また、それに伴って二酸化炭素の排出量も少なくなるので、お財布にも地球にも優しい給湯器です。

エコフィールの仕組み

次は、エコフィールの仕組みについてです。エコフィールの熱効率は95%となっており、従来の石油給湯器の熱効率が83%だったのに対して一気に12%も上がっています。なぜこのような大幅な熱効率のアップが可能になったのかというと、「潜熱交換器」と呼ばれる熱交換器が搭載され、今まで捨てられていた潜熱を回収できるようになったためです。

潜熱交換器で回収できるようになった潜熱とは、水蒸気が水になるときに発せられるエネルギーです。その水蒸気がどこから来るかというと、意外ですが、燃料の灯油が発生源になっています。実は灯油の成分は水素と炭素が結びついたもので、燃やすと二酸化炭素と水蒸気が発生するのです。灯油を燃やした時の化学式は、下記のようになります。

  • 灯油+空気(酸素)→二酸化炭素+水蒸気+熱エネルギー

そして、従来の石油給湯器ではここまでで終わっていたのですが、

潜熱交換器という熱交換器を設置することによって、水蒸気の持っている熱エネルギーを回収できるようになったのです。化学式でいうと、こんな感じです。

  • 水蒸気→水+熱エネルギー

このようなことができるようになったので、熱効率が大幅に改善して灯油の使用量を抑えることができるようになりました。

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費用面

ここからは、一番気になる費用面についてです。本体の価格はどのくらい上がるのでしょうか?また、ランニングコストが安くなるとしたら、どのくらいで元が取れるのでしょうか?これらのことを、詳しくみていきます。

価格

まずは価格です。エコフィールは熱交率を高くするために潜熱交換器などの部品が追加されていますので、当然ですが従来の石油給湯器より値段が高くなっています。どのくらい高くなっているか調べてみると、メーカーや機種にもよりますが、だいたい同じ機能のもの同士でくらべると、3~5万円ほどエコフィールの方が高いです。本体価格だけみると、やはり高価な気がしますね。

ランニングコスト

次は、ランニングコストについてです。各メーカーのホームページによると、エコフィールにした場合の年間で節約できる灯油代は、これくらいになるとのことです。

  • 年間で約6,700円お得(18Lポリタンク約4.4缶分)

従来の石油給湯器の年間の灯油代が約52,800円なのに対し、エコフィールにするとそれが約46,100円になり、約13%灯油代が安くなります。エコフィールでは熱効率が13%上がったので、それと同じ分だけ灯油を節約できるようになったのですね。

元が取れる?

本体の価格は高いけど、ランニングコストは安いエコフィール。では、どのくらいで元が取れるのか計算してみたいと思います。本体価格が4万円高いとすると、元が取れる時間は下記の通りになります。

  • 40,000円÷6,700円/年=約6年

計算の結果、約6年で元が取れるという結果になりました。給湯器は普通10年以上は使いますから、長い目でみればエコフィールの方が経済的にもお得になるのですね。

デメリット

こんな良いところだらけのエコフィールですが、デメリットもあります。それは、結露水が出ることです。

仕組みのところでお話ししたように、エコフィールは水蒸気が水になる熱エネルギーを回収して熱効率を上げているので、その水が結露水(ドレン水)となり、機器の外に排水する必要があります。ドレン水自体は雨水などと同様普通に排水して大丈夫なものですが、特に集合住宅などでは、それをきちんと排水するための設備が必要になります。

また、潜熱交換器で発生した結露水は酸性のため、ドレン水として機器に排水する前に、中和器という部品を通過させ、酸性の水を中性にしてから排出するようにしています。その中の中和剤は10年以上持つような量が入っているのですが、もし中和剤が無くなってしまうと新しい中和剤に交換する必要もでてきます。

まとめ

以上が、新しい石油給湯器「エコフィール」についてです。

従来の石油給湯器と比べると値段は少し高いですが、ランニングコストはかなり安くなる給湯器です。二酸化炭素の排出量も少なく地球温暖化防止にもつながりますので、石油給湯器を購入するときは、ぜひ選択肢の一つに入れられてみてはいかがでしょうか?

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