才数の計算方法とは?m3との換算式や重量との関係も一緒に解説!

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才数。

物流業界で良く使われている、容積を表す単位です。

梱包した箱の大きさを「〇〇才」と表現して、どのくらいの大きさかを示します。

私も仕事で才数を計算しなければならいにことがたまにあるのですが、いざ計算しようと思ったら、意外とどうやって計算したら良いのか分からないのがこの才数です。

そこで今回は、才数の計算方法を徹底的にまとめてみました!

また、才数の定義や才数を自動で計算してくれる計算フォームも作りましたので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね(^^)

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才数の計算方法

それでは、早速ですが才数の計算方法をお伝えします。

こちらです。(単位がmm・cm・mの3パターン)

才数の計算方法!
  • 【mm】才数=(W×Ⅾ×H)÷303÷303÷303
  • 【cm】才数=(W×Ⅾ×H)÷30.3÷30.3÷30.3
  • 【m】才数=(W×Ⅾ×H)÷0.303÷0.303÷0.303

上の計算式の中で、Wは幅(Width)・Ⅾは奥行き(Depth)・Hは高さ(Height)という意味です。

そのため、W×Ⅾ×Hは送りたい品物の容積ということになります。

そして才数を求めたい場合は、その容積を単位がmmのときは303で3回割れば、単位がcmのときは30.3で3回割れば、単位がmのときは0.303で3回割れば良いということになります。

これは、単位がmmのときは27,818,127で、cmのときは27,818.127で、mのときは0.027818127で割ると言い換えることもできます。

単純な掛け算と割り算ですから、手元に電卓さえあればすぐに計算できますね!

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才数の自動計算フォーム

才数の計算方法は分かったけど、やっぱり自分で計算するのはめんどくさい!

一応自分で計算してみたけど、本当にこの才数が合っているのか不安!

という方もいらっしゃるかもしれません。

そこで、このページに才数を自動で計算してくれる自動計算フォームを作成しました。

下記のフォームに、幅・奥行き・高さの入力およびその単位を選び、「計算する」ボタンを押してください。

才数が自動で計算されますので、ぜひ使ってみてください。

才数の自動計算フォーム

※計算結果の数値は、小数点第2位までを表示しています。(小数点第3位を四捨五入しています)

また、計算式は第1章でご紹介した下記の式を使っています。

  • 【mm】才数=(W×Ⅾ×H)÷303÷303÷303
  • 【cm】才数=(W×Ⅾ×H)÷30.3÷30.3÷30.3
  • 【m】才数=(W×Ⅾ×H)÷0.303÷0.303÷0.303
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1才の大きさの定義

ここまでは、才数の実際の計算方法に重点を置いてお話をしてきましたが、ここからはもう少し踏み込んで、1才の大きさの定義やなぜ先ほどの計算式で計算できるのかを確認していきたいと思います。

まずは、1才の定義から確認します。こちらです。

1才の大きさの定義

1辺の長さが1尺(30.3cm)の立方体の容積

そう、1才の大きさは、1辺が1尺(30.3cm)の立方体の容積だったのです。

図にすると、このような感じです。

1才の大きさ2

1辺の大きさが約30cmですから、1才の大きさはだいたい小さめの小包といった感じの大きさです。

定義に昔の長さの単位である「尺」が使われていたので、もうメートル単位に慣れきっている私たちにとっては、なかなかピンと来ない大きさだったのですね。

また、1才の大きさの例えとしては、良くみかん箱1個くらいの大きさと言われています。

みかん箱2

そしてここからは、1才の大きさが分かったので、実際にその容積を計算してみたいと思います。

単位がmm・cm・mの場合それぞれで計算します。

  • 303mm×303mm×303mm=27,818,127mm3
  • 30.3cm×30.3cm×30.3cm=27,818.127cm3
  • 0.303m×0.303m×0.303m=0.027818127m3

以上のように計算できました。

ここまで来たら、なぜ一番最初に紹介した才数の計算方法で計算できるのか、もう分かりますよね。

その荷物の大きさを、1才の容積で割った形になっているので、才数が計算できるのですね。

※「尺」などの日本古来からの長さの単位については別ページで詳しくお話していますので、気になる方はこちらも参照されてください。

一尺イメージ
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m3(エムスリー)と才数の簡単な換算方法

運送業界では、先ほどの才数の他、普段私たちが使っている単位であるm3を普通に使っているところもあります。

m3は、普通に読めば立法メートルとなりますが、運送業界では業界用語で「エムスリー」と呼ばれています。

そんなm3と才数を簡単に換算できる式があって、それがこちらになります。

1m3=36才

従って、m3から才数に換算するときは36を掛ければ、逆に才数からm3に換算するには36で割れば良いことになります。

これは、前章で計算した1才の容積が約0.0278m3になりますので、1m3をこの数値で割ると1÷0.0278≒36になるためですね。

換算重量

最後は、才数やエムスリーと重量の関係についてお話したいと思います。

この関係を表すときに良く出てくるのが、換算重量という言葉です。

換算重量とは才数を重量に換算した数値で、一般的には「1才=8kg」、「1m3=280kg」という数値が使われています。

この換算重量は、運送会社で配送料金を計算するときに良く使われます。

実際の荷物の配送料においては、この換算重量と実際の重量を比べて重い方を採用することが多いようです。

例えば、1才の大きさの荷物であれば、8kg以内の重さであれば換算重量である8kgを料金計算に使い、8kg以上であれば実際の重量を料金計算に使うといった感じです。

まとめ

以上で、才数の計算方法についての話を終わります。

まとめると、下記の通りです。

  • 1才の大きさの定義は、一辺が一尺(30.3cm)の立方体の容積
  • 1才は、だいたいみかん箱くらいの大きさ
  • 才数は、荷物の容積を1才の容積で割ることによって計算できる
  • m3と才数の簡単な換算方法は、「1m3=36才」
  • 換算重量は、運送料金を計算するときに使用される

最初はとっつきにくい才数という数字ですが、いざ分かってみたらそんなに難しいものではなかったのですね!

これで才数の計算方法はばっちり分かりましたので、何の心配も無くガンガンと荷物を送っていきたいですね(^^)

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