結婚式のお車代の書き方とは?マナーも含めて細かく知っておこう!

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結婚式のお車代。

自分の結婚式に、遠方から出席してくださるゲストへの感謝の気持ちとして渡すものです。

一生に一度の結婚式、今となっては遠く離れたところで暮らしている学生時代の旧友もぜひとも招待したいものです。

しかしながら、遠いということは結婚式の会場に来るまでに飛行機や新幹線を使わないといけない場合も多く、交通費も高額になってしまいます。

ゲストとして招待する側としては、自分の結婚式に参加してもらうために相手に負担を掛けるので、心苦しく思います。

そんな時にお車代を渡すのですね。

しかしいざ用意しようとすると、分からないことがたくさん出てくるのがこのお車代です。

このページでは、そんな結婚式のお車代についてまずは書き方から、そしてそれ以外にも気になるマナーや相場、渡し方など細かいところまで含めて、実際にやってみながら徹底解説していきます!

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お車代の封筒の書き方の基本

それでは、早速ではありますがお車代の封筒の書き方について解説していきます!

封筒の書き方

まずは、封筒の書き方から説明します。

お車代の封筒は、下記のように書きます。

お車代単独3

表書きとして、のし袋の上側に「御車代」と書きます。

そのほかにも、「お車代」「お車料」「御車料」という書き方もありますが、どれでも大丈夫です。

そして、のし袋の下に、新郎側のゲストであれば新郎の名前を、新婦側のゲストであれば新婦の苗字を書きます。

このとき、苗字は旧姓の苗字を書くようにします。だいたいは妻側が旧姓の名字を書くことになるかと思いますが、養子に入るなどして新郎側が妻の姓を名乗る場合は、新郎側が旧姓の名字を書きます。

新郎新婦両方のゲストの場合は、連名でもOKで、下記のように二人の苗字を並べて書きます。その場合は、右側に新郎側の名字を、左側に新婦側の名字を書きます。

お車代連盟2

文字は筆ペンで書く

表書きの文字は毛筆か筆ペンで書くのが望ましいのですが、今のご時世で毛筆で書くのはなかなか大変ですので、必然的に筆ペンになってくるかと思います。

結婚式お車代の表書きですからなるべくキレイに書きたいのですが、実は使う筆ペンによってけっこうキレイに書けるかどうかが変わってきます。

使いやすい筆ペンだと思ったよりキレイに書けますし、そうではない筆ペンだととても難しかったりします。

そんな数ある筆ペンの中で、上の例でも用いた私のおススメする筆ペンがこちらです。

先が硬くてしっかりしているので、毛先が曲がって書きにくいということもなく、細字タイプなので画数の多い文字も細かいところがきちんと書けます。

書き心地が、とても良い筆ペンです。

渡す人の名前を書くのはマナー違反

式当日に受付係の人や両親にお車代を渡してもらう時に、誰に対してのお車代なのか分からないと困るのでついつい封筒に渡す人の名前を書きたくなってしまうのですが、渡す人の名前をのし袋に書くのはマナー違反になり失礼になるので書かないようにしましょう。

これはお車代を渡すのは全ての人にではなかったり、また、渡す人の中でもそれぞれ金額が違うので、誰にどれだけ渡したのかあまり他の人の目に入らない方が良いためです。

しかし、それでも間違って渡されたら大変なので、誰に渡したら良いのかは分かるようにしておく必要があります。

そんな時は、付箋を貼ったり、お車代ののし袋より一回り大きな封筒を用意してそれに名前を書きその中に入れておくなどして渡す人が分かるようにするという方法があります。

もちろん、付箋を貼ったままや封筒に入れたままの状態でお車代を渡すのはNGなので、受付係の人や両親に渡す直前でそれらを取ってもらってから渡すようにしましょう。

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正しいのし袋の種類

第1章で、お車代の書き方の基本についてお話しました。

でも結婚式のお車代って、書き方以外でも分からないことって案外多いですよね。

そこでここからは、正しいのし袋の種類や相場、渡し方など、書き方以外のことについてもまとめて全部解説していきます!

まずは、お車代を包むための正しいのし袋の種類からです。

のし袋の種類

のし袋にある真ん中の飾り紐のことを水引といいますが、お車代を入れるのし袋はこの水引が結びきりになっているものを使います。

花結びは結婚式関連には使ってはいけません。

【OK】結びきり
結びきり
結びきりは固く結ばれていて簡単に解けないことから、一度きりであって欲しいお祝いごとに使います。結婚式はもちろん一度きりであった方が望ましいことになりますから、こののし袋を使うのですね。

【NG】花結び
花結び
花結びは何度も結び直せることから、出産や長寿など何度あっても嬉しいお祝いごとに使います。結婚式が何度もあるようなことになったらそれはちょっと問題かと思いますので、こののし袋は結婚式には適さないのですね。

ご祝儀袋とポチ袋

のし袋の種類のほかに、のし袋の大きさにも気を配る必要があります。

それは、入れる金額によって大きさを変えた方が良いからです。

1万円程度以上包む場合はお札を折らずに入れることができるご祝儀袋サイズの大きさ、5,000円程度以下の少額であればそれよりも一回り小さいポチ袋のサイズを使います。

少額のお車代にポチ袋を使うのは、「本当にお気持ちだけですが」という意味を込めるためです。

購入先

のし袋の種類が分かったら、そののし袋を買わなければなりません。

のし袋は文房具屋さんやホームセンターなどに売っていますが、お車代を入れるのに適したオーソドックスな結びきりののしは意外と置いていないことが多いです。

お車代用の結びきりののしを買いたいのに、あるのは豪華なご祝儀用ののし袋やや花結びののし袋ばかりで困ったということが結構あります。

そんなときに役に立つのがネットショッピング。

のし袋はネット販売もされており、下記のようなお車代に適したのし袋があります。

◆ご祝儀袋サイズ

こちらは、ご祝儀袋サイズの品物です。

大きさは90mm×175mmで、お札を折らずに入れることができます。

金額が1万円以上のお車代を包む場合は、このサイズを使用します。

◆ポチ袋サイズ

こちらは、結びきりのポチ袋。

サイズは70×120mmなのでお札は真っ直ぐには入らず折り曲げて入れる必要があります。

5000円以下の少額のお車代を包む場合は、このサイズを使用します。

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お車代の相場

次は、お車代の相場についてです。感謝の気持ちを込めて渡すといっても、実際にはどのくらいの金額を包んだら良いのでしょうか?

その相場はだいたい実際にかかる交通費の半額程度(片道分程度)です。

その方が会場に来るために必要と思われる往復交通費の半分です。(実際に私が出席した結婚式でお車代を頂いたときも、全てそれくらいの金額でした)

ゲストの方が会場に来るための往復交通費がどれだけ掛かるかは実際に調べてみるしかないですが、ここでは参考として主要都市間のお車代の目安を載せておきます。

主要都市間のお車代の目安

  • 東京⇔大阪:10,000円~15,000円
  • 東京⇔札幌:15,000円~20,000円
  • 東京⇔福岡:15,000円~20,000円
  • 大阪⇔福岡:10,000円~15,000円

お金の包み方

お渡しするお車代の金額を決めたら、お金を用意してのし袋に入れなければなりません。

まず、お金を用意する必要がありますが、お祝い事なのでお金は新札を用意します。新札は、銀行で入手することができます。

新札見本

そして新札を入手したら、それをのし袋に入れます。入れ方は、下記の通りです。

お車代お金の入れ方

お札の表側に当たる肖像画が描かれている方をのし袋の表側に向けて入れます。

この時、肖像画の部分が上に来るように入れるのが正しい入れ方です。

また、ポチ袋に入れる場合はお札を折って入れる必要がありますが、その折り方は下記の通りです。

お金の折り方

まずはお札の表である肖像画が書いてある面を上に向けます。そしてお札を三つ折りにするのですが、左側をまずは折って、そのあと右側を折ります。

そしてこの向きでポチ袋の表の側に入れるのが正しい入れ方になります。

また、3,000円など複数のお札を折る必要がある場合は、3枚重ねた状態で折るのが正しいやり方です。

お札を重ねるときは、お札の向きを3枚とも同じ向きになるように気をつける必要があります。

のし袋の糊付けはする?のし袋にお金を包んだ後に糊付けをするかどうか、これに関してはどちらが正しいか決まっていません。ウェディングパークさんのこちらのページ【Q.お車代は封筒に糊付けして渡しましたか?】によると、糊付けした人としていない人は半々のようです。

 

このページでは、糊付けした人はお金が出ないように、糊付けしなかった人はお車代なので直ぐに使ってほしいなどそれぞれ理由も書かれていますので、のし袋の糊付けをするかどうか決めるときの参考にされてみてください。

 

ちなみに私自身が式をしたときは、やはりお金が落ちたり無くなったりしたら怖いので、糊付けする方を選択しました。

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渡した方が良い人

お車代は遠方から来ていただいた方へお渡しするのですが、まず迷うのがいったいどこからが遠方なのかということです。

会場からとても遠い人に対しては大丈夫ですが、近いとも遠いとも言えないくらいの距離に住んでいる人がいたら迷います。

そんなときに目安になるのが、会場までの交通手段に、飛行機や新幹線、高速道路などを利用しなければならないかどうかです。

飛行機代や新幹線の特急料金、高速代など、会場に来るために何かしらプラスアルファの費用を使わないと会場まで到着するのが難しい方たちですね。

そういった方には、お車代を渡したほうが良いです。

遠方の目安

  • 飛行機で来られる方
  • 新幹線(またはJR特急電車)で来られる方
  • 高速道路を利用して来られる方

親戚の人へは?親戚へお車代を渡すかどうかは、各家庭によって異なります。お渡しする家庭もあれば、お互い様だからということで渡さない家庭もあります。これといった決まりはありませんので、ここに関しては両親や親戚と話し合ってどうするのか決める必要があります。

結婚式当日での渡し方

遠方のゲストの方に、感謝の気持ちを込めて一生懸命用意したお車代。最後の悩みは、お車代の渡し方です。

本当は、感謝の気持ちを込めて新郎新婦から直接ゲストにお渡ししたいところですが、式当日の新郎新婦は忙しくてそれどころではありません。

そのため一般的な渡し方は、受付のときに受付係の人に渡してもらうか、両親に渡してもらうかの2パターンです。

お車代の渡し方
◆受付のとき
受付で名前を記帳してもらう際に、受付係をお願いした人から渡してもらいます。事前にお車代を用意して、受付の人に預けておきましょう。
◆両親経由で
式の最中、新郎新婦の中座中などにご両親がゲストへの挨拶まわりに行っているときに、ご両親からそっと渡してもらいます。

まとめ

以上が、結婚式お車代の書き方や相場、渡し方についてです。

まとめると、下記の通りです。

  • 表書きには、「御車代」の文字と「苗字」を書く
  • 苗字は旧姓を使用する
  • 書くときは筆ペンで書く
  • のし袋は結びきりのものを使う
  • 金額が小さい場合はポチ袋を使う
  • 金相場は実際にかかる交通費の片道分
  • 包むお金は新札を使う
  • 遠方から来ていただくゲストへ渡す
  • 渡すときは、式の受付時か式中に両親経由で

私自身が結婚式を行ったときも、お車代の準備、かなり大変でした。

やらないといけなと思いつつも、ついつい後回しにしてしまって式の直前に大慌てでバタバタ準備したのを今でも思い出します。

お車代は自分の結婚式のために遠くから来ていただいた方へ、心ばかりのお礼として感謝の気持ちを込めてお渡しするものですから、受け取ってもらう方に失礼の無いようにしっかりと準備して結婚式当日を迎えたいですね(^^)

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