2021年10月11日(月)。
2020年に引き続き、2019年までは「体育の日」として祝日だった10月第2月曜が、2021年は平日になることが法律で決定しました!
実はこのスポーツの日、今までの祝日だった「体育の日」が改称された祝日で、体育の日という名前は2020年から無くなっています。
そんな祝日が、今年は昨年に引き続き10月ではなく7月に移動となり、10月第2月曜は平日になります。
このページでは、そんなスポーツの日が昨年に引き続き移動となり、10月第2月曜が平日になった理由を分かりやすくまとめてみました!
合わせて、スポーツの日の由来や歴史についてもお話ししていますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね(^^)
※このページの情報は、令和2年12月21日に首相官邸より発表された、こちらのページの情報を基に記載しています。→【参照元:首相官邸|2021年の祝日の移動について 】
2021年10月のカレンダー
それでは早速ですが、まずは2021年の10月第2月曜日がどうなっているかを確認するために、2021年10月のカレンダーから見ていきたいと思います。
こちらです。

カレンダーを見てみると、確かに10月の第2月曜は祝日ではなく平日を示す黒色になっていますね。
2020年と同じく、10月第2週にやってくるはずの3連休が無くなっています。
10月第2週の3連休と言えば、夏の暑さもようやく収まって、爽やかな秋の空気に包まれた最高の行楽シーズンの中での3連休になりますから、それが無くなるのはかなり悲しいことですよね(>_<)
2021年の1月始まりのカレンダーや手帳の祝日は、祝日の記載日に注意する必要があります。
なぜならば、祝日変更の決定が2020年の年末ギリギリになってしまったため、祝日の変更が間に合っておらず、スポーツの日の祝日が元々の10月の第2月曜日となっているからです。
しかし、実際には10月の第2月曜日は平日になりますので、間違って仕事や学校を休んでしまわないように気を付けなければなりませんね。
10月第2月曜日が平日になった理由
この章では、2021年の10月第2月曜日が平日になった理由をお伝えします。
まずは一言で説明すると、こちらになります。
- コロナの影響でオリンピックが2021年に延期になったから
- 東京五輪の輸送・警備の円滑化を目的として、開会式・閉会式前後の日を休日にするため
そう、このように祝日が移動になったのは、東京オリンピックがコロナの影響で2021年に延期になったのが最も大きな理由です。
そして、東京オリンピックを無事に成功させるために設けられた「五輪特別措置法」という法律があります。
その法律の中で、開会式前後の日と閉会式前後が連休になるように、このスポーツの日も含めて3つの祝日が下記のように移動になりました。
五輪特措法で移動となった2021年の祝日!
- 【海の日】7月第3月曜→7月22日(木)
- 【スポーツの日(旧体育の日)】10月第2月曜→7月23日(金)
- 【山の日】8月11日→8月8日(日)(9日が振替休日)
このように祝日が移動することによって、東京オリンピックの開会式である7月23日(金)と、閉会式である8月8日(日)の前後が、土日を含めてそれぞれ4連休と3連休になります。
連休にした理由は、開会式と閉会式の前後は各国の要人やオリンピックに出場する選手の移動が増えて、交通規制や大規模な警備が必要となってくるからです。
その時に、平日であれば普通の人の移動も多いため、休みにして通勤や通学などの人の移動を少なくし、それらを少しでもやりやすくするために祝日の移動が行われたのですね。
※移動になった残りの2日の祝日、「海の日」と「山の日」については別ページで詳しくお話していますので、気になる方はこちらにも遊びにきてください(^^)
スポーツの日の由来と歴史
最後に、これまでお話したきた祝日であるスポーツの日の由来と歴史をお伝えします。
スポーツの日の由来
まずは、スポーツの日の由来からお伝えします。
スポーツの日は、2019年までは体育の日という名前の祝日で、その由来は下記の通りです。
1964年に開催された東京オリンピックの開会式が行われたことを記念して、1966年より10月10日が「体育の日」として祝日に制定された
そう、これはご存知の方も多くいらっしゃるとは思いますが、10月10日は、日本で初めてのオリンピックが開催された、1964年の東京オリンピックの開会式が行われた日だったのです。
それを記念して10月10日、「スポーツをすることによって、健全な心身を育むことを」を趣旨とした祝日「体育の日」が1966年より始まることとなりました。
スポーツの日の歴史
次はスポーツの日の歴史です。
スポーツの日の前身である体育の日が制定されたのは、上記の通り1966年です。
体育の日が始まってからはしばらく、1964年東京オリンピック開会式が行われた10月10日が祝日となっていました。
しかし、ハッピーマンデー制度の登場によって、2000年からは10月10日という固定日ではなく、10月の第2月曜日が祝日の日となりました。
それ以降は、10月の第2週にやってくる3連休として、日本中で定着していきました。
夏の暑さもすっかり収まり、とても爽やかな秋の空気に包まれた3連休。
文字通りスポーツを楽しむのも良し、旅行に行っても良し、そして様々なところで行われるイベント行っても良しの、とても貴重な3連休だと思います。
そして2020年からは、祝日の日が「体育の日」から「スポーツの日」に改称されました。
これは、体育というとどうしても学校の授業をイメージしてしまいがちになりますので、そうではなく、国民のみんながスポーツを楽しめる日という意味をより明確にするために、このような名前に変わりました。
そんなスポーツの日、2020年・2021年は東京オリンピック開催の影響で7月の第3金曜になりましたが、2022年からは、これまで通りの10月第2月曜日に戻る予定です。
まとめ
以上で、2021年10月第2月曜日が平日となった理由についての話を終わります。
まとめると、下記の通りです。
- 2021年の10月第2月曜日は平日!
- 昨年に引き続き、スポーツの日は10月ではなく7月に移動。
- 移動の理由は、東京オリンピックが延期になったため。
- この日は開会式当日のため、都市の交通量を減らし要人の移動をスムーズに行えるようにすることが移動の目的。
私個人としては、絶好の行楽シーズンに来る3連休が無くなるのはとても悲しいですが、でもまあオリンピックのためならしょうがないかなといった感じです(^^;)
今年は仕方ないですが、3連休に戻ったら、秋の行楽シーズンをまた思いっきり楽しみたいですね!
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