春分の日。
毎年3月の半ば過ぎにやってくる祝日であり、日本の二十四節季の一つでもあります。
冬の寒さも和らいでくるほか、早いところでは桜も咲き始めてくるので、ようやく本格的にお出かけをしたくなるころでもありますよね。
このページでは、そんな2023年の春分の日の日にちを確認していきたいと思います!
合わせて、春分の日の意味や決め方・やることについてもお話していますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね(^^)
2023年の春分の日の日にち
それでは早速ですが、2023年の春分の日のお伝えしたいと思います。
こちらです。
わかりやすくカレンダーでみると、下記の通りです。
※このカレンダーの素材は、無料イラスト素材集『Frame illust』さんの素材を使用させて頂いています。
後の章で詳しくお話していますが、春分の日は春に昼と夜の長さが同じになる日と決まっていて、今年は3月21日が春分の日になります。
それでは次の章からは、そんな春分の日の意味や決め方・やることについて詳しくお話していきます!
春分の日の意味
この章では、春分の日の意味をお伝えします。
春分の日の意味は実は「国民の祝日に関する法律」という法律に明記されており、その意味は下記の通りとなります。
このように春分の日は、大自然に囲まれて暮らすことができている我が国日本の自然を称えて、そこに住む生物たちを慈しむことを目的としています。
春分の日の祝日の意味はあまり知られていませんが、実はこのような意味があったのですね。
科学全盛の時代に生きている現在の私たちは、ついつい人間中心に考えてしまいがちです。
しかし、私たちも自然の中で生かさせてもらっている存在です。
自然を称え生物を慈しむ気持ち、忘れないようにしながら生きていかなければなりませんね。
春分の日の決め方
この章では、春分の日の決め方をお伝えします。
まずは春分の日の決め方を一言でお伝えすると、こちらになります。
春に、昼と夜の長さが同じになる日。太陽は真東から上り、真西に沈む。
このように、春分は春に昼と夜の長さが同じになる日が祝日の日になります。
これは地球と太陽の位置関係から決まっていて、春分の日の位置関係は下記の図の通りとなります。
図のように、地球が1日1回自転する時点の軸は、地球が太陽の周りを回る公転軌道に対して、約23.4度ほど斜めに傾いています。
この影響で太陽と地球の位置によって日の長さが変わってくるのですが、春分の日の位置では、地軸の傾きの影響が無くなる位置に地球がきて、昼と夜の長さが同じになるのですね。
また、いつも見ている太陽の動きでも実感でき、この日は太陽が真東から昇って真西に沈みます。
イラストにすると、このようになります。
※こちらのサイトで地図上から日の出・日の入りの方角が一目で分かるようになっていますので、興味のある方はこちらも確認してみてくださいね。→【日の出・日の入りマップ】
そして太陽と地球の位置関係がこのようになるのは、毎年同じ日ではなく微妙にずれるので、春分の日が年によって違うことがあるのですね。
※春分の日も含め、日本で古くから用いられている暦である二十四節季は、太陽と地球の位置関係によって決められています。そんな二十四節季の全節季についても別ページで詳しくお伝えしていますので、興味のある方はこちらにも遊びにきてくださいね。
春分の日にやること
最後に、春分の日にやることについてお伝えします。
お墓参りをする
春分の日にやることの一つに、お墓参りがあります。
日本では春分および秋分の日を中日とする7日間がお彼岸になります。
仏教では極楽浄土は真西に方角にあるとされているので、太陽が真西に沈むお彼岸の期間は、極楽浄土の方向が正確に分かります。
そのため、この期間にお墓参りをするようになったと言われています。
私たちがいまこの世にいられるのは全てご先祖様のおかげなので、しっかりと感謝の気持ちをお伝えしたいですね。
また、お墓参りにいくときには、このようなお墓参りセットがあれば便利ですね。
ぼた餅を食べる
春のお彼岸にはぼた餅をお供えすると良いとされていますので、春分の日はぼた餅を食べるのも良いです。
ちなもにぼた餅はご飯をあんこで包んだものですが、牡丹の花が咲く春分の日に作るものをぼた餅、萩の花が咲く秋分の日に作るものをおはぎと呼んでいます。
普通はご飯には漬物などの塩辛いものが合って、甘いものはあまり合わないような気がするのですが、なぜかぼた餅はとても美味しく感じるのが不思議です。
まとめ
以上で、春分の日についての話を終わります。
まとめると、下記の通りです。
- 2023年の春分の日は3月21日。
- 春分の日の意味は、自然を称え、慈しむこと。
- 春分の日は、春に昼と夜の長さが同じになる日。
- 太陽は真東から昇り、真西に沈む。
- 春分の日を中日とする7日間はお彼岸となり、お墓参りに行くと良い。
- 春のお彼岸にはぼた餅を食べる。
暑さ寒さも彼岸までといったことわざがある通り、春分の日がやってくると、ようやく寒さもひと段落といった感じがします。
菜の花や桜といったたくさんの美しい自然がやってくる春、自然を称え慈しむ気持ちを忘れないようにしながら、春を楽しんでいけたら良いですね(^^)
※また、今年の全祝日についても別ページで詳しくお話していますので、興味のある方はこちらにも遊びにきてくださいね。
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