エアコンの選び方。
初めて自分でエアコンを買う時には、どうやって選んだら良いの分からないことも多いかもしれません。
エアコンというのは結構種類が多くて、性能や各メーカー独自の機能の違いなど、いろいろなタイプがあります。
エアコンは決して安い買い物では無いですから、買った後に後悔するようなことになったら、大変です。
そこで今回は、仕事でエアコンも取り扱っている星野なゆたが、エアコンの選び方のポイントについて分かりやすくまとめてみました!
これを見ればポイントが全て分かるようになっていますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね(^^)
目次
エアコンの選び方のポイント
それでは早速ですが、エアコンの選び方のポイントをお伝えしたいと思います。
エアコンの選び方には4つのポイントがありまして、それがこちらになります。
- コンセントの形状を確認する
- お部屋の広さに合った能力のエアコンを選ぶ
- 価格重視か、性能重視かを決める
- 各メーカーのエアコンを比べて、お好みのエアコンを選ぶ
自分のおうちに合った適切なエアコンを選ぶためには、この4点をしっかりと考えなければならないのですね!
次の章からは、選び方のポイントについて更に詳しくお話していきますよ。
選び方の詳細
この章では、エアコンの選び方の詳細をお伝えいたします。
コンセントの形状を確認する
エアコンを選ぶときには、まずはおうちについているエアコン用のコンセントの形状を確認します。
エアコンは能力によってボルト数やコンセントの形状が違ってきますから、まずはそれを確認しないといけないのですね。
そして日本の家庭用コンセントは、下記の4つの種類があります。
それぞれの形状のコンセントについて、もう少し詳しく説明していきます。
平行型
平行型は100V/15A用のコンセントで、おうちの中で一番多く見かけるコンセントがこれですよね。
エアコンでは、6~10畳用程度の、能力が小さい100V仕様のエアコンがこの形状になっています。
IL(アイエル)型
IL(アイエル)型は100V/20A用のコンセントです。
平行型のプラグも指すことができるので、100V仕様のエアコンであればどれでも使うことができます。
エアコンの能力でいうと、6~12畳用程度までのエアコンが主に100V仕様になっています。
タンデム型
タンデム型は200V/15A用のコンセントです。
エアコンでは、200Vで14畳用のエアコンがこのコンセントの形状になっていることが多いです。
エルバー型
エルバー型は200V/20A用のコンセントです。
タンデム型のプラグも指すことができるので、200V仕様のエアコンであればどれでも使うことができます。
エアコンの能力でいうと、14畳用以上のエアコンが主に200V仕様になっています。
エアコンのコンセント形状はカタログなどでも確認できますので、しっかりと確認をしてから買いましょう。
日本の一般家庭では主に単相3線式という配電方法が採用されており、100Vと200Vが簡単な工事で変更できるといった特徴があります。
そのため、もしお部屋のエアコンのコンセント形状と欲しいエアコンのコンセントが違う場合は、一度電気工事さんに相談してみましょう。
そんなに高くない工事料金で、コンセントを変えてくれるかもしれません。
※単相3線式については別ページで詳しくお話していますので、興味のある方はこちらにも遊びにきてくださいね。
お部屋の広さに合った能力のエアコン
エアコンを選ぶ際に最も重要なことは、お部屋の広さに合った能力のエアコンを購入することです。
エアコンは能力の低いものほど価格が安く設定されていますが、能力が足りないと、部屋が冷えなかったり暖まらなかったりします。
エアコンは決して安い買い物ではないですから、買った後に後悔するよなことになったら大変ですからね。
エアコンの能力は各メーカーで統一されていて、部屋の広さまたは冷房能力によって区分けされています。
そして、エアコンの能力とそれに見合った部屋の大きさは、それぞれ下記の表の通りとなっています。
畳数 | 冷房能力 | 最適な部屋 |
---|---|---|
6畳用 | 2.2kW | ・子供部屋 ・書斎 ・屋根裏ロフト |
8畳用 | 2.5kW | ・主寝室 ・客間 |
10畳用 | 2.8kW | ・リビング ・ダイニング |
12畳用 | 3.6kW | ・小さめのLDK (賃貸アパートなど) |
14畳用 | 4.0kW | ・普通サイズのLDK (マンションや戸建てなど) |
18畳用 | 5.6kW | ・広いLDK (アイランドキッチン仕様など) |
20畳用以上 | 6.3kW以上 | ・大豪邸 ・業務用 |
お部屋に見合った能力のエアコンを選んでいきたいですね。
高気密・高断熱住宅の場合
最近の住宅性能の進歩は著しく、高気密・高断熱の住宅が増えてきました。
そんな性能の高い家の場合は、実は先ほどの表ほどエアコンの能力は必要ありません。
先ほどの表の能力は、昔ながらの普通の家でも大丈夫なようにかなり余裕をもった能力になっているので、家の断熱性能が高ければ能力過剰になるのですね。
そして、高気密高断熱住宅であれば、必要な能力は下記の通りになります。
- 寝室・子供部屋などの個室:6畳用
- LDK:12~14畳用
断熱性能が高い家の場合は、寝室や子供部屋など、各個室に個別に設置するエアコンについては、部屋の大きさに関わらず一番小さな6畳用で十分です。
これで、冷房も暖房も能力不足にはならずにばっちり冷やしたり暖めたりすることができます。
そしてLDKだけは、能力が高い12~14畳クラスのエアコンを選ぶと良いです。
LDKは、多くの人が集まったり料理をしたりしてその分の熱負荷が発生するので、それに対応できるくらいの能力のエアコンが必要になるからです。
能力が小さなエアコンほど価格が安くなりますので、家の断熱性能が高い場合は、それに合わせた能力のエアコンを買いたいですね(^^)
価格重視か、性能重視か
2つ目のポイントは、価格重視か、性能重視かです。
エアコンには、冷やす・暖めることに特化した低価格のスタンダードモデルから、とても贅沢な機能がたくさんついたプレミアムモデルまで、様々な種類があります。
自分のお財布やエアコンに求める機能などと相談しながら、落としどころを見つけていきましょう。
また、各モデルの特長は、下記の通りです。
スタンダードモデル
スタンダードモデルは、エアコンの基本的な性能のみに特化した、価格重視の経済的なモデルです。
エアコンには、冷やす・暖めるといった以外の余計な機能はいらないから、とにかく安く手に入れたい!というあなたにピッタリです。
プレミアムモデル
プレミアムモデルは、フラッグシップモデルとも呼ばれている、各メーカーの持っている技術が最大限まで実装されている、最上級モデルです。
お値段としては最も高い部類にはなりますが、機能・省エネ性・快適性など、どれを取っても一級品です。
おうちのリビングにこのモデルのエアコンがついていたら、1年中快適にすごせること間違い無しです。
また、来客があったときなどには、ちょっぴり自慢もできたりなんてするかもしれません(笑)
お掃除機能付き
お掃除機能付きエアコンは、エアコンのフィルターを自動でお掃除してくれるタイプです。
フィルターのお手入れは、意外と手間が掛かるもの。
それを自動でやってくれると家事の負担が減るので、ありがたいです。
寒冷地向け
寒冷地向けモデルは、寒冷地で特に力を発揮するエアコンです。
エアコンはその性質上、どうしても寒い地域の暖房が苦手という弱点がありました。
エアコンは外の空気の熱を使ってお部屋を暖めているので、外の空気が冷たすぎると能力を発揮しずらくなるのです。
そんな弱点を克服して、寒冷地でも十分な暖房能力を発揮できるように設計されているのがこのモデルです。
また、室外機には凍結予防ヒーターも搭載されていて、室外機が氷漬けにならないようにもなっています。
各メーカーを比較し、お好みを探す
エアコン選びの最後にやることは、各メーカーの特色を比較して、お好みのエアコンを探すことです。
今のご時世、エアコンの基本性能や省エネ性・耐久性などには各メーカーともに大きな差がなくなってきました。
なので、決め手となるのは、そのメーカーにしかない機能に惹かれたり、自分の好きなメーカーだったり、購入先のお店のおススメだったりというところになってくると思います。
エアコンは安い買い物ではないですから、ゆっくりと各メーカーの品物を見比べながら選んでいきたいですね。
スタンダードモデルエアコンまとめ!
別記事にはなりますが、エアコンで最も売れ筋となっている、各メーカーのスタンダードモデルエアコンを徹底的にまとめてみました!
エアコンを詳しく比べてみたいときに、こちらのページをご利用ください。
6畳用
8畳用
10畳用
12畳用
14畳用
18畳用
まとめ
以上で、エアコンの選び方のポイントについての話を終わります。
地球温暖化で夏が非常に暑くなっている昨今、エアコンの重要性はますます高まるばかりです。
自分のおうちにあったバッチリなエアコンを選んで、暑さ寒さをしっかりと乗り越えていきたいですね(^^)
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