エアコンのAPFとは?消費電力との関係やCOPとの違いを徹底解説!

エアコンAPFイメージ

エアコンのAPF。

これは、エアコンの性能を表す時に良く用いられている数値です。良く見ると、カタログにもきちんと表示されています。

そんなエアコンのAPF、何となく高い方が良いような気がするのですが、実際はどのような意味の数値なのでしょうか?

今回はそんなエアコンのAPFについて、仕事でエアコンも取り扱っている星野なゆたが徹底解説していきます!

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エアコンのAPFとは?

まずは、エアコンのAPFについて説明していきます。

APFは日本語では「通年エネルギー消費効率」と呼ばれており、一言でいうと下記の通りになります。

エアコンのAPFの意味

エアコンの省エネ性能を表す数値で、その数値が高いほど省エネ性能が高い。

そう、APFは省エネ性能を表す数値だったのですね!そして、その数値が高いほど省エネ。

電気屋さんなどでエアコンを買うときの判断材料として、とても有効に使える数値なのですね。

そしてそんなAPFは、下記の通りの方法で計算されています。

エアコンのAPFの計算式

APF=年間に必要な空調エネルギー/年間消費電力

上記の式を見てみると、年間に必要な空調エネルギーを年間消費電力で割った数値になっています。

これは、例えばAPFが5だったとすると、消費した電力の5倍のエネルギー分の空調を行うことができるという意味になります。

使った電気以上の空調ができるなんてとても不思議な感じがしますよね。中学の理科で習った、「エネルギー保存則」に反しているような気がします。

しかし、エアコンは「ヒートポンプ」という技術を使ってこのようなことを可能にしているのです。

※なぜエアコンはこのようなことができるのかについては別ページで詳しくお話していますので、気になる方はこちらを参照してください。

エアコンの仕組みとは?冷暖房をどうやっているか図解で徹底解説!

2019.01.27
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エアコンのCOPとは?

次は、APFと似たような言葉であるCOPについて解説します。

COPは、日本語では「エネルギー消費効率」と呼ばれています。

先ほどのAPFと比べると、「通年」という言葉が無くなっていますよね。

その名前の通り、COPはAPFと違って、冷房や暖房のある特定の運転条件中での省エネ性能を表した数値になります。

そしてその計算式は、下記の通りです。

エアコンのAPFの計算式

COP=冷房(または暖房)能力/消費電力

実は昔は、エアコンの性能はAPFではなくこのCOPで表されていました。

しかしながら、このCOPを計測するときの条件は実使用状態とはかけ離れていることが多く、実使用状態でどのくらい省エネになるのかは良く分からないという問題がありました。

そこで登場したのが、APFという考え方です。

APFは1年を通して色々な条件でエアコンを使った時に、どのくらい省エネになるのかで計算されているので、より実使用状態に近い数値として出てきます。

そのため、エアコンの能力を表すのにこちらの数値が使われるようになったのですね。

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実際のエアコンのAPF

ここからは、実際のエアコンのAPFがどのくらいなのか見ていきたいと思います。

代表として、エアコンで国内トップシェアを誇っているパナソニックのエアコンのAPFをご紹介していきます。

今回は、パナソニックのエアコンのスタンダードモデルであるFシリーズと、高性能モデルであるXシリーズのAPFです。

◆Fシリーズ(19年度モデル)

◆Xシリーズ(19年度モデル)

この2つのシリーズのAPFが、こちらの表になります。

 
スタンダードモデル
Fシリーズ
高性能モデル
Xシリーズ
6畳用
5.8
7.2
8畳用
5.8
7.1
10畳用
5.8
7.2
12畳用
5.0
6.6
14畳用
4.9
7.2
18畳用
5.0
6.5
20畳用
6.2
23畳用
6.0
26畳用
5.6
29畳用
5.0

上の表を見てみると、スタンダードモデルのAPFは5.8~5.0、構成のモデルのAPFAPFは7.2~5.0となっていますね。

どちらも、畳数が大きくなって大きなパワーを出すモデルになるほど、少しAPFが落ちているのが分かります。

ちなみに、高性能モデルが14畳用でまた7.2に復活しているのは、6~12畳用向けのエアコンが100V仕様なのに対し、14畳用以上は200V仕様に切り替わるからです。

APFは使った消費電力の何倍のエネルギーで空調できたかを表す数値ですから、スタンダードモデルでも消費電力の5倍以上のエネルギーで空調できるということになります。

エアコンは家電製品の中でも特に電気を消費するイメージが強いですが、実はこんなにもエネルギー効率の高い驚くような家電製品だったのですね!

まとめ

以上で、エアコンのAPFについての話を終わります。まとめると、下記の通りです。

  • APFは、日本語では「通年エネルギー消費効率」
  • APFは、数値が高いほど省エネ
  • APFの数値は、消費電力の何倍の空調エネルギーがあるか
  • COPは、冷房や暖房の特定条件でのエネルギー消費効率
  • APFは、実使用状態での省エネ性能を表すのに適している
  • 現在のエアコンのAPFは、5~7くらいある

エアコンのAPFは、そのエアコンの省エネ性能が一目で分かるとても便利な数値だったのですね。

これからエアコンを購入するときには、値段だけでは無くAPFも比較しながら、地球のためにも、お財布のためにも、より省エネなエアコンを選んでいきたいですね(^^)

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