カルパッチョの名前や意味の由来とは?マリネとの違いも徹底解説!

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カルパッチョ。

食べ放題や、ビュッフェ形式の飲み会などで良く出てくる料理ですよね。

そのさっぱりとした味と食欲をそそる酸味から、まずは前菜としてカルパッチョからという方も多いのではないでしょうか?

そして私がずっと前から気になっていたのが、「カルパッチョ」の名前の意味や由来です。

そこで今回、それについて徹底的に調べてまとめてみました!

このページでは、そんなカルパッチョの名前や意味の由来と、合わせて似たような料理に感じるマリネとの違いについてもお話していますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね(^^)

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カルパッチョの由来

それでは、早速ですがカルパッチョの名前の由来をお伝えします。

こちらです。

1500年ごろに活躍したイタリアの画家「ヴィットーレ・カルパッチョ」

そうなのです。

カルパッチョの名前の由来は、イタリアの画家の名前からだったのです。

そのため、カルパッチョは特に食材や調理方法を表している訳ではなく、由来となった人の名前という意味になりますね。

また、カルパッチョの名前の由来は画家の「ヴィットーレ・カルパッチョ」で間違いないですが、そこから先の理由は諸説あって、下記のような説が存在します。

諸説有り!カルパッチョの由来

  • カルパッチョが好きな料理だったから
  • カルパッチョの作品に良く使われていた色が、その料理と類似していたから
  • カルパッチョ生誕500周年の回顧展中に、地元のレストランで考案された料理だから

このうち最も有力と言われているは③で、これは1963年のできごとで比較的最近です。

そのため、本場イタリアではカルパッチョは昔からある伝統料理ではなく、比較的近年になってから作られた創作料理であるという扱いとなっています。

豆知識!ヴィットーレ・カルパッチョ
1500年ごろ、ルネサンス真っ最中のイタリアで活躍したヴェネツィア派の画家。初期のヴェネツィア派を代表する画家の一人。風景描写が得意で、「聖ウルスラ物語」という9枚の絵画で描かれた連作が有名。
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イタリアと日本のカルパッチョ

この章では、本場イタリアのカルパッチョと、日本のカルパッチョの違いについてお話します。

日本でカルパッチョといえば、スモークサーモンやタイなどの魚介系がメインの具材のイメージが強いですが、本場イタリアではカルパッチョには生のお肉が使われています。

このようなカルパッチョです。

肉のカルパッチョ2

イタリアでカルパッチョに生肉が使われたのは、先ほどお話した由来の部分と関連があります。

カルパッチョを初めて作ったのは、画家のカルパッチョ生誕500周年が開かれていたヴェネツィアのレストランのオーナー兼シェフの方だと言われています。

このシェフがカルパッチョを創作した理由は、下記の2点からです。

カルパッチョ創作の理由

  1. カルパッチョの画風であった赤と白の対比を、料理として表現したため
  2. シェフの友人の伯爵夫妻がドクターストップで加熱した肉料理を食べることができなかったため、生肉を食材として選んだ

この2つを融合させてシェフが作り上げた創作料理が、カルパッチョだったのですね。

その後、日本にもカルパッチョが伝わるのですが、その時に日本流にアレンジされたのが魚介系のカルパッチョです。

元々日本では生肉を直接食べる文化はあまりありませんが、刺身や寿司を始めとして生魚を食べることはしっかりと根付いていたので、和洋折衷の創作料理として魚介系のカルパッチョが考案されたのですね。

そして今では、寿司や日本酒などの日本食ブームが世界中で起きていますので、本場イタリアでも日本から魚介系のカルパッチョが逆輸入された形で、イタリア人にも楽しまれています。

カルパッチョのイラスト
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マリネとの違い

最後は、カルパッチョとよく似たマリネとの違いについてお話します。

マリネとは、こんな料理です。

マリネ

そして違いを一言で表すと、「カルパッチョは料理名で、マリネは調理方法の名前」です。

そう、マリネは料理の名前ではなくて、調理方法のことを指していたのですね。

ちなみにマリネとは、肉や魚、野菜などを、酢やレモン果汁を使ったちょっと酸っぱいつけ汁に浸す調理法です。

昔は食材を海水に浸していたので、フランス語で海を表す「マリン」がマリネの語源になったと言われています。

まとめ

以上で、カルパッチョの名前や意味の由来と、マリネとの違いについての話を終わります。

まとめると、下記の通りです。

  • カルパッチョの名前の由来は、画家の「ヴィットーレ・カルパッチョ」
  • 「ヴィットーレ・カルパッチョ」は、1500年ごろのイタリアで活躍
  • 「ヴィットーレ・カルパッチョ」の生誕500周年の回顧展中にこの料理が考案
  • 彼の画風であった赤と白を、料理で表現
  • シェフの友人が加熱肉禁止だったので、生肉を使用した
  • 日本に伝わったあと、和洋折衷料理として魚介系のカルパッチョができた
  • マリネは調理方法の名前で、全く別物

今回カルパッチョについて調べることによって、今までずっと気になっていたカルパッチョの名前の由来が分かってとてもスッキリしました!

これからカルパッチョの食べる機会があるときには、その由来も思い出しながら食べると、より美味しく感じるかもしれませんね(^^)

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