電気代の計算方法とは?ワット(W)と時間から計算してみよう!

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電気代。

普段の生活には欠かせないライフラインである、電気を使った時に発生する料金のことですよね。

毎月1回、電気料金の請求が届くたびに、今月は高かったとか安かったとかで、ついつい一喜一憂してしまいます。

しかし、電気代は毎月とても気になるものの、その電気代がどうやって計算されているのかについては、良く分からないところ、ありますよね。

そこで今回は、そんな電気代の計算方法を徹底的にまとめてみました!

このページでは、電気代の計算方法の他、消費電力と使用時間から自動的に電気代を計算できる計算フォームも作りましたので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね(^^)

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簡単な電気代の計算方法

それでは、早速ですが簡単な電気代の計算方法をお伝えします。

こちらです。

簡単な電気代の計算方法!

使った電力量(kWh)×料金単価(kWh/円)

このように、おおよその電気代は使った電力量×料金単価で計算できます。

電気の料金単価は1kWh当たりで決まっており、契約内容や電力使用量などによって変わってきますが、だいたい平均すると22円くらいになります。

そのため、使った電力量に22円を掛ければおよその電気代が分かります。

例えば、使った電力量が100kWhであれば、「100kWh×22円/kWh=2200円」というような感じで計算できます。

※電力量の単位であるkWhについては別ページで詳しくお話していますので、気になる方はこちらにも遊びに来てくださいね。

電力量アイキャッチ
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電気代の計算フォーム

電気代の計算方法が分かったら、電気代がどのくらいになるのか実際に計算してみたくなりますよね。

そこで、電気代を自動で計算してくれる計算フォームを作ってみました!

機器の消費電力、1日当たりの使用時間、使用日数を入力してください。

その時の電力量と電気代を出力します。

※消費電力の単位、ワット(W)については別ページで詳しくお話していますので、気になる方はこちらにも遊びに来てくださいね。

ワットのイメージ
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1ヶ月当たりの色々な電気代

ここでは、上記の計算フォームを使って1ヵ月当たりの色々な電気代を計算してみましたので、その金額をご紹介します。

家電製品消費電力量電気代
消費電力1200Wのドライヤーを1日10分使った時6.0kWh132円
エアコンを平均消費電力500Wでずっと使った時360kWh7920円
消費電力30Wの24時間換気扇をずっと使った時21.6kWh475円
消費電力300Wの食器乾燥機を1日1時間使った時9kWh198円
消費電力500Wの電子レンジを1日5分使った時1.25kWh27円
消費電力60Wの電球を1日8時間使った時14.4kWh317円
消費電力1250Wのケトルを1日15分使った時9.4kWh206円
消費電力1000Wのセラミックファンヒーターを1日8時間使った時240kWh5280円
消費電力300Wのスチーム式加湿器を1日5時間使った時45kWh990円

こうしてみると、エアコンやセラミックファンヒーターなど、空調の為に使う家電製品の電気代がすごく高いのが分かりますよね。

これらの家電製品は他の家電製品と比べて飛びぬけて消費電力が高いという訳では無いのですが、どうしても使用時間が長くなりますので、それが電気代に跳ね返ってきているという感じですね。

逆に、ケトルやドライヤーなど、消費電力が高くていかにも電気代が掛かりそうな家電製品でも、使用時間が短ければあまり電気代は高くならないことが分かりますね。

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電気代の計算方法の詳細

ここまでは簡単な電気代の計算方法でしたが、ここからは、より詳しい電気代の中身についてお伝えします。

電気代は、主に下記の4つの料金で構成されています。

電気料金の4つの要素!

  1. 基本料金
  2. 従量料金
  3. 燃料費調整単価
  4. 再エネ割賦金

それでは、この4つの料金がどのような料金なのかをみていきたいと思います。

基本料金

基本料金は、電気を使うときに必ず支払わなければならない料金です。契約内容について異なりますが、300円前後のことが多いです。

また、電力会社によっては基本料金ではなく、ある電力量(15kWh程度)までは同じ値段になるという最低料金という形をとっているところもあります。

この最低料金も、300円前後のことが多いです。

従量料金

従量料金は、電力使用量(kWh)×料金単価(1kWh当たりの料金)で計算される電気料金です。

計算式を見ると一目瞭然ですが、電気を使えば使う分だけ電気代は高くなります。

また、最後の章で詳しくお話しますが、日本の電気料金は使えば使うほど1kWh当たりの料金単価が上がるという特徴を持つ、「3段階料金制度」という制度が用いられています。

普通の買い物では一度にたくさんの量を買うと1個当たりの値段は安くなることがほとんどですが、電気代はその逆で料金単価は高くなるのです。

そのため、電気代を節約しようと思ったら、なるべく電気少ない電力量で済むように心がけることがとても大切です。

燃料費調整

燃料費調整は、電気を作るために必要な石油や天然ガスなどの燃料代の変動を反映させるためにあります。

石油や天然ガスなどの燃料は常に価格が一定ではなく、市況によって刻一刻とその値段が変わっています。

その調整のために用いられますので、燃料の値段が安くなれば電気代も安くなり、燃料の値段が高くなれば電気代も高くなります。

再エネ割賦金

再エネ割賦金は、正式名称を「再生可能エネルギー促進割賦金」と言います。

これは、太陽光発電や風力発電など、自然エネルギーを使って発電した電気を電気会社が買い取るための料金を、電気利用者すべての人に負担してもらうために設けられている料金です。

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3段階料金制度

前章でも少し触れましたが、日本の電気代は「3段階料金制度」という制度になっており、電気を使えば使うほど1kWhの料金単価が上がるという特徴があります。

例えば、東京電力のスタンダードLというプランの電気料金(2019年11月時点)は、下記のようになっています。

段階使用電力量料金単価
第1段階120kWhまで19.88円
第2段階121kWh~300kWh26.46円
第3段階300kWh以上30.57円

表を見ると分かる通り、第1段階の料金単価(1kWh当たりの料金)は約20円ですが、第3段階では約30円になっており、10円も高くなっているのが分かります。

これをざっくり計算してみると、合計の電気代が約3,000円以内であれば第1段階の料金単価だけで収まっており、約7,000円以上であると第3段階の料金単価に突入しているといった感じになります。

この第3段階に入る7,000円という電気代は、夏や冬にエアコンを使うと結構簡単に超えてしまう電気代なので、電気代を節約しようと思ったら、特にこの時期の節電に気を付ける必要があります。

ちなみに、電気代がこのような仕組みになっているのは、限りある資源を少しでも節約するためです。

特に日本は発電に使う石油や天然ガスのほとんどを輸入に頼っていますから、無駄遣いはできないのですね。

なので、電気を使えば使うほど電力の料金単価が上げて、電力の浪費を極力抑えることができるような料金制度のなっているのです。

また、第1段階の料金単価が安い電力量の範囲は、中学校の社会で習った憲法25条に出てくる「すべて国民は、健康で文化的な最低限の生活を営む権利を有する」という考えが元になっています。

その最低限度の生活を送るためには電力量120kWhくらい必要だろうということで、この電力量までの電気代は安くなっているのですね。

終わりに

以上で、電気代の計算方法についての話を終わります。

今まではただ単に合計金額を見ていただけの電気代だったのですが、調べてみると電気代がどのような仕組みで計算されているのかとても良く分かりました。

これからは、電気代の計算方法をきちんと理解して、地球のためにも、家計のためにも、節電を心がけていきたいですね!

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