ハードコア弁当。
お笑い芸人の「ホイップ坊や」さんが発案された、手間を極限まで省いたお弁当です。
2017年の流行語にもなった「インスタ映え」の影響もあり、お弁当に掛かる手間や時間がインフレしてきた昨今。
ホイップ坊やさんはそんな世の中へ一石を投じたいという思いで、自身で作ったハードコア弁当をツイッターやブログで公開を始め、徐々に有名になっていきました。
そしてそれに共鳴を受けた私は、会社に持って行くお弁当として、実際にハードコア弁当を作って持って行くようになりました!
このページでは、私が実際にやってみて分かったハードコア弁当の作り方と、そのメリットとデメリットについてお話していきます(^^)
目次
ハードコア弁当とは?
まずは、ハードコア弁当とはどんなものか簡単に紹介したいと思います。
ハードコア弁当とは、ご飯の上におかずを乗せただけのとてもシンプルなお弁当です。
こんなお弁当です。
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ただの手抜き弁当と言ったらそれまでになってしまうのですが、なんか「ハードコア弁当」と言うと急にかっこ良く聞こえますよね!
ホイップ坊やさんの話では、ハードコア弁当に特に明確な定義のようなものはなく、「自分にとって一番【楽】に作れる弁当こそがハードコア弁当である」と言われています。
究極までに無駄を省いたハードコア弁当、お弁当を作るための労力や時間を究極までに減らすことができる、まさに超効率的なお弁当ですね!
ハードコア弁当の作り方
それでは、ハードコア弁当の作り方を紹介していきます。作り方は、下記の通りです。
- ご飯を炊飯器で可能な限り炊く
- 炊き立てのご飯を小分けにしタッパーに入れて、冷凍庫で凍らせて保存する
- ご飯を電子レンジで解凍し、おかずをご飯の上に乗せる
以上です。超絶簡単ですね!
それでは、ここからは各作業でのポイントについて詳しくお話ししていきます。
ご飯を可能な限り一度で炊く
まずご飯を炊く時のポイントは、一度に可能な限り大量のご飯を炊くことです。
炊飯器でご飯を炊くのは、その後に炊飯器を洗わないといけないことも考えると、意外と手間がかかるものです。
お弁当を作るたびに毎回ご飯を炊いていたのでは、とても面倒です。
一度に大量のご飯を炊くことによって、その手間を最小限に抑えることができます。
炊き立てのご飯をすぐに冷凍する
次のポイントは、炊き立てのご飯を粗熱だけとってすぐに冷凍庫で凍らせることです。
そうすることによって、炊き立ての美味しいご飯の味の状態で長期間保存可能になります。
普通家庭でご飯を冷凍するときと言えば、1日すぎて食べきれなくて残ったご飯を凍らせるのが一般的なやり方だと思いますが、そのようなことはしません。
新鮮な美味しい状態ですぐ凍らせるのです!
そうすることにより、例え一度冷凍したご飯でも、毎回炊き立てのような美味しいご飯を味わうことができるようになります。
乗せるおかず
ご飯に乗せるおかずの中で私が一番楽だと感じているのは、自然解凍可能な冷凍食品です。
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こんなやつです。
自然解凍でOKなので、レンジでチンする手間すら掛かりません。冷凍庫から出して、本当にご飯の上に乗せるだけです。
朝お弁当にいれておけば、お昼の時間帯までにはすっかり溶けているので、凍って食べれないということもありません。
また、凍った状態のため保冷剤としての効果もあり、特に夏などの高温多湿の時期にはお弁当の温度上昇による食中毒のリスクも低減でき、一石二鳥の効果があります。
あと、ハードコア弁当のおかずは基本的には一品なので、ご飯の量に対しておかずの量が少なく、まだご飯があるのにおかずが無くなってしまうこともあります。
そんなときに役に立つのが、ふりかけです。ご飯にふりかけさえかけておけば、少々おかずが少なくてもご飯が美味しく食べれます。
そして私のおススメは、こちらのふりかけです!
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三島の「ゆかり 梅入り」です。適度な酸味と塩味で、ご飯にとても良く合います。
また、塩気が結構強いので少しご飯にかけるだけで大丈夫なので、ふりかけにしては減るスピードも遅くて経済的です。
私のハードコア弁当の、強い味方になっています(^^)
ハードコア弁当のメリット
それではここからは、実際にハードコア弁当をやってみて私が感じたメリットやデメリットについてお話していきます。
まずはメリットからです。
超経済的
ハードコア弁当の最大のメリットは、何といってもめちゃくちゃ経済的であることです。
とにかく弁当に掛かる費用が少なくて済みます。掛かる費用は、少しのご飯代とおかず代だけです。
ハードコア弁当の生みの親、ホイップ坊やさんは、弁当に乗せるおかずで100円以上のものを乗せたことはないそうです。
昼食代が1食100円未満、超経済的ですよね。会社で契約している安いお弁当屋さんに弁当を頼んでも、1回で300円くらいはかかります。外食なんてしたら、一瞬にして500円以上の出費が掛かってくるでしょう。
それを1ヵ月、1年と続けたら、その差はすごいものになりますよね。ハードコア弁当は、とても経済的なのです!
超時短
ハードコア弁当で節約できるのは、お金だけではありません。時間もものすごく節約できます。
なんせ、弁当を作るのに必要な時間がほとんど掛からないのですから。
弁当を作るの浮いた時間で、朝ゆっくり寝るのもよし、好きなことをするための時間に使うのもよし。
このように、お金だけではなく時間もかなり節約できるのです!
午後の仕事の作業効率が上がる
これはやってみて感じた意外なメリットだったのですが、午後の仕事の作業効率が上がることです。
なぜ午後の仕事の作業効率が上がるのかというと、お弁当がシンプルなので消化に負担がかからないからです。
食べ物を消化するといのは、意外と内臓に負担ががかかります。特に、色々なものを一度にたくさん食べることは、栄養面ではメリットがありますが、内臓の負担という意味ではあまりいい方向に働きません。
というのも、消化の方法は食材によって異なるので、色々なものを一度に食べると、それら全てを消化するために内臓がフル回転しないといけなくなるからです。
エネルギーを得るために食べた食事を消化するためにたくさんエネルギーを使ったのでは、本末転倒ですよね。
食べすぎると逆にきつくなって仕事に集中できなくなるのは、脳ではなく内臓に大量のエネルギーが使われているからだったのですね。
その点、ハードコア弁当であればその心配はありません。
お弁当の量も多くはなく、食材も種類が少ないので、内臓に掛かる負担がとても小さくて済むのです。
内臓にかけるエネルギーが少なくて済みますので、その分、脳にエネルギーがたくさん回って仕事に集中できるのですね!
ハードコア弁当のデメリット
そんなメリットたくさんだったハードコア弁当ですが、もちろん、デメリットも存在します。
ここからは、実際にやってみて感じたハードコア弁当のデメリットをお話します。
夕方お腹がすく
ハードコア弁当はおかずが少ないので、必然的に量が少なくなります。そうすると食べる量が少ないので、どうしても夕方にお腹が空いてしまいます。
消化に負担が掛からないのはメリットなのですが、お腹が空くとそれはそれで集中力が欠如して仕事の効率が下がります。
そこで活躍するのが、夕方にちょっと食べれる甘いチョコレートなどのお菓子。私は、そのようなお菓子を会社に常備するようにしています。
仕事中ちょっとお腹が空いたときに食べる甘いお菓子、いつもの3倍は美味しく感じるのは私だけでしょうか?
人に見られると恥ずかしい
次は、人に見られたらちょっと恥ずかしいと思うことです。
社会人にもなって他人の弁当について何か言ってくるような人はいませんが、それでも他人の目は気になります。
「あまり、自分の弁当を見ないでね」という気持ちになります。
私は会社の自分の席で弁当を食べるのですが、幸いにも食堂を使う人が多く人がまばらで、あまり人から弁当を見られる環境ではありません。
ハードコア弁当を食べるには、最適な環境です(笑)
若干さみしい気持ちになる
あと、豪華なお弁当を見るとやはり若干さみしい気持ちになります。(お弁当見られなくないと言っておきながら、人の弁当見てんじゃん!というツッコミは無しでお願いしますorz)
とても美味しそうな、まさにインスタ映えするような弁当を食べている人も見かけます。
そんなお弁当を食べている人たちを見ると、やはり、美味しそうだなーとか、羨ましいなーとか、自分のお弁当寂しいなーとか、そのような感情が湧いてきます。
まとめ
以上で、ハードコア弁当の作り方や、私が実際にやってみた感じたメリットとデメリットの話を終わります。
まとめると、下記の通りです。
- ハードコア弁当とは、ご飯の上におかずを乗せただけのシンプルの弁当
- 芸人のホイップ坊やさんが、対極をなすインスタ映えする弁当に一石を投じるために発案した
- 手間を究極まで省いた、超経済的、超時短が可能なお弁当
- お弁当が若干さみしく感じることは気にしない!
こんな一長一短が存在するハードコア弁当ですが、私自身としては「全然アリ!」だと思っています。(だから、共感して自分自身でもやっているんですけどね)
この記事を読んでハードコア弁当に興味を持ってくださったあなた、ぜひ一度試してみられてはいかがでしょうか?
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