スチーム式(加熱式)加湿器。
加湿器の中では最も一般的なもので、電気屋さんでも良く売られているタイプの加湿器です。
加湿器といったらコレ!というくらいの王道のスチーム式加湿器ですが、どのような特徴があるのかが気になったので、今回はスチーム式加湿器について徹底的にまとめてみました!
このページでは、スチーム式加湿器の仕組みやメリット・デメリットに合わせて、向いている使用場所やおすすめ品についても書いていますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね(^^)
目次
スチーム式(加熱式)加湿器とは?
それでは早速ですが、スチーム式加湿器とはどのような加湿器かお伝えします。
こちらです。
電気ヒーターを使って水を沸騰させて水蒸気を発生し、その水蒸気によって加湿する加湿器。
分かりやすいようにイラストにすると、このような感じのイメージです。
そう、スチーム式加湿器の仕組みはとてもシンプルで、単純に水を沸騰させることにより発生する水蒸気によって加湿していたのですね。
これでスチーム式加湿器がどのようなものかは分かりましたので、次の章からはメリット・デメリットや向いている場所、おすすめ品について引き続きお話していきます!
メリット・デメリット
ここからは、スチーム式加湿器のメリットとデメリットをお伝えします。
メリット
まずは、メリットからです。スチーム式加湿器のメリットはこちらです。
スチーム式加湿器のメリット!
- 本体の価格が安い
- 水を加熱するので衛生的
- 部屋の温度がわずかだが上がる
本体価格が安い
一つ目は、本体価格が安いことです。
単純に水を沸騰させるだけというシンプルな構造をしているので、価格が安く抑えれます。
とても衛生的
二つ目は、とても衛生的であることです。
水を沸騰させるので、その時点で水の中が殺菌されます。
また、水を気体である水蒸気に変えてから加湿するので、水以外の余計なものを空気中にばらまいてしまう心配もありません。
温度もわずかながら上がる
三つ目は、部屋の温度がわずかだが上がることです。
加湿器を使うのは寒い冬の場面が多いですから、部屋の温度アップにつながるのもありがたいところです。
デメリット
次は、デメリットです。スチーム式加湿器のデメリットはこちらです。
スチーム式加湿器のデメリット!
- 電気代が高い
- 熱い湯気が出て触ると危険
- 過加湿の心配有り
電気代が高い
一つ目は、電気代が高いことです。
水を沸騰させるのはとても多くのエネルギーが必要なので、その分電気もたくさん使います。
これは、スチーム式加湿器の最大のデメリットと言えるかもしれません。
熱い湯気が出るので危険
二つ目は、熱い湯気が出るので触ると危険なことです。
また、タンクに入っている水も沸騰するくらい熱くなっていますので、使用中はやけどには十分注意する必要があります。
過加湿の心配がある
三つめは、過加湿の心配があることです。
スチーム式加湿器は沸騰させて水蒸気を発生させるのでとても強力で、お部屋がどんな環境でもガンガン加湿してくれます。
その分、油断すると過加湿になって今度は結露などの問題が出てくるので、その点を気を付けながら使用する必要があります。
向いている使用場所
前章で、スチーム式加湿器のメリットとデメリットが分かりました。
そうすると知りたくなるのが、そんな特徴を持ったスチーム式加湿器は、いったいどのような場所に使うのが良いのかということです。
そしてそんなスチーム式加湿器の適した場所がこちらです。
エアコンなどの暖房器具が無い部屋で、少し寒いと感じている部屋
分かりやすいように図にすると、このような感じです。
家の2階にある寝室や子供部屋などで、部屋に元々エアコンなどの暖房器具が無く、セラミックヒーターやハロゲンヒーターなど、電気系の暖房器具を使用している部屋です。
電気系の暖房器具はあまり暖房能力が高くないので、それだけだとまだ少し部屋が寒いと感じることも多いと思います。
そんな部屋に、スチーム式加湿器が適しています。スチーム式加湿器は部屋の温度が低くても問題なく加湿してくれますし、加湿器自身も部屋を少しですが暖めてくれるからです。
ただ、「電気系の暖房器具+スチーム式加湿器」は最強に電気を消費する組み合わせになりますので、必要のないときはこまめに消すなど、節電には注意しながら使用する必要があります。
おすすめ品
最後は、スチーム式加湿器のおすすめ品をご紹介したいと思います。
価格重視のノーマルタイプ!
まずは、価格重視のノーマルタイプ。こちらのおすすめは、YAMAZEN社の型式「KS-A252(W)」のスチーム式加湿器です。
THE・スチーム式加湿器といったシンプルな加湿器です。
この製品の、主な数値の仕様表はこちらです。
項目 | 仕様値 |
---|---|
加湿量 | 360mL/時 |
消費電力 | 270W |
タンク容量 | 2.5L |
適用床面積 | 木造/6畳相当、鉄筋/9畳相当 |
価格は4,000円前後ととても手ごろですが、毎時約370mLとしっかり加湿してくれます。
また、タンク容量が大きいので、面倒な給水の頻度が少ないのも魅力ですね。
安心安全の高性能タイプ!
次は、性能重視の高性能タイプ。こちらのおすすめは、象印社の型式「EE-EE-RQ35」のスチーム加湿器です。
こちらには、チャイルドロックなどの安全機能や、湿度を自動でコントールする制御が入っている優れものです。
この製品の、主な数値の仕様表はこちらです。
項目 | 仕様値 |
---|---|
加湿量 | 350mL/時 |
消費電力 | 305W |
タンク容量 | 2.2L |
適用床面積 | 木造/6畳相当、鉄筋/10畳相当 |
安全設計 | ・チャイルドロック ・ふた開閉ロック ・転倒湯漏れ防止構造 |
便利機能 | ・湿度自動コントロール ・湿度モニター ・タイマー機能 |
価格は1万円以上とスチーム式加湿器としてはかなりお高いですが、その分いろいろと優れた機能が付いています。
スチーム式加湿器のデメリットとして出てきたやけど関連は安全設計の機能で、過加湿については湿度センサーで湿度を検知しながら加湿量を調整することで、この2つのデメリットを見事に克服されています。
その他にもかゆいところに手が届く機能が盛りだくさんですので、お金に余裕があればこちらの品物を選んでみたいですね。
終わりに
以上で、スチーム式加湿器についての話を終わります。
私も、スチーム式加湿器は価格が安く加湿もしっかりしていないので、エアコンの付いていない自分の部屋などで良く使っていました。
部屋が乾燥すると風邪をひいたり、喉がイガイガしたり、肌がカサカサしたりと良いことは一つもありませんので、加湿器を上手く使って冬を乗り越えていきたいですね!
※その他の加湿器の種類や特徴についても別ページで詳しくお話していますので、興味のある方はこちらにも遊びにきてくださいね。
コメントを残す