フィーチャリング。
英語表記では良く「feat.」と表される、J-POPの世界で出てくる言葉です。
良くその曲を歌っている歌手として「〇〇feat. △△」と書かれたりしていますが、意外とどういった意味なのか正確に分からないところ、ありますよね。
そこで今回は、「フィーチャリング」とはどのような意味なのか分かりやすくまとめてみました!
このページでは、そんなフィーチャリングの意味と合わせて、フィーチャリングの代表的な曲もご紹介していますので、ぜひ最後まで読んでみたくださいね(^^)
目次
フィーチャリングの意味
それでは、早速ですがフィーチャリングの意味についてお伝えします。
こちらです。
ゲストボーカル
そう、日本の音楽業界では、フィーチャリングは「ゲストボーカル」という意味で用いられることが多いです。
例として、日本で最も売れたシングルとしてギネス記録にも載っている、青山テルマの「そばにいるね」という曲を見てみたいと思います。
この曲の名義は、正確には「青山テルマ feat.SoulJa」となっており、フィーチャリングの代表曲にもなっています。
先ほどご紹介した意味にして説明すると、この曲に「青山テルマがSoulJaをゲストボーカルに迎えて二人で一緒に歌った曲」ということになります。
フィーチャリングという聞きなれない言葉が使われているので意味が分かりづらかったのですが、一度意味を知ってしまえば、全然難しいことは無かったですね!
◆青山テルマ
1987年生まれ、奈良県出身。上智大学卒の才色兼備な女性歌手。自身2ndシングルとなった前述の「そばにいるね」が大ヒットし、一躍有名歌手の仲間入りを果たした。
◆SoulJa
1983年生まれ、東京と出身。2008年、青山テルマをゲストボーカルとして迎えた「ここにいるよ」がヒットし、着うたブームの火付け役になった。そして青山テルマの「そばにいるね」は、実はこの曲のアンサーソングとして誕生したものである。
「feature」という英語の意味
ここでは、少しフィーチャリングの言葉の語源となっている、英語の「feature」という単語の意味を見てみたいと思います。
こちらです。
「feature」の意味
【名詞】
- 特徴、特性
- 顔立ち、容貌
- 主要なもの、目玉商品
- メイン記事、特集記事
- (装置などの)機能、仕様
【他動詞】
- ~を特集する
- (映画で人を)主役にする
- (歌手を)客演させる
- ~を特徴づける
【自動詞】
- 主役を演じる
- 考慮する、計算に入れる
このように色々な意味がありますが、最も良く使われるのは名詞として使われる「特徴」という意味でしょうか?
そして今回のように音楽の世界の場合では、他動詞としての「客演させる」の意味で使われていますね。
他動詞である「feature」の現在進行形が「featuring」となりますので、日本の音楽業界ではフィーチャリングを「○○をゲストボーカルとして迎える」というような意味で使われているのですね。
また、日本では未来という意味の「future(フューチャー)」という英語の方が有名なので、ついつい「フィーチャリング」のことを「フューチャリング」と言ってしまいそうになりますが、もちろんこれは間違いです。
フィーチャリングの代表曲
ここまではフィーチャリングの意味について主にご説明してきましたが、ここからは、フィーチャリングの代表曲をいくつかご紹介していきたいと思います!
Garden(ガーデン)
まず1曲目は1999年に発売された、「Sugar Soul」がゲストボーカルとして「kenji(現KJ)」を迎えた【Garden(ガーデン)】という曲です。
私の記憶を辿る限りでは、この曲が「フィーチャリング」という表現が使われる先駆けになったように思います。
1999年と言えば当時私は中学生でしたが、ラジオの歌番組でDJの人が曲紹介のときに、「シュガーソウルフィーチャリングケンジ・ガーデン」という感じで言ってたのを今でも良く覚えています。
ても、当時の私はフィーチャリングという言葉を全く知らなかったので、この曲は「シュガーソウルフィーチャリングケンジ」という長い名前の音楽グループの人が歌っているものとばかり思っていました(笑)
そばにいるね
2曲目は、第1章でも少しご紹介したこの曲です。
改めて説明すると、2008年に発売された、「青山テルマ」がゲストボーカルとして「SoulJa」を迎えた【そばにいるね】という曲です。
この曲は、反対にSoulJaが青山テルマをゲストボーカルとして迎えた「ここにいるよ」という曲のアンサーソングとして作られました。
そして、2017年にはCDやダウンロードを合わせた総販売数が920万に到達し、日本で最も売れたシングルとしてギネス記録に載るまでになりました。
素直になれたら
3曲目は2008年に発売された、「JUJU」がゲストボーカルとして「Spontania」を迎えた【素直になれたら】という曲です。
この曲も、先ほどの「そばにいるね」と同様アンサーソングとして書かれた曲です。
元になっているのは、SpontaniaがJUJUをゲストボーカルとして迎えた曲「君のすべてに」。
このように、フィーチャリングの曲はアンサーソングとして書かれいて、こちらの方が大ヒットしたというパターンのものも多いです。
遠くてもfeat.WISE
4曲目は2009年に発売された、「西野カナ」がゲストボーカルとして「WISE」を迎えた【遠くてもfeat.WISE】という曲です。
西野カナも、たまにフィーチャリングの曲を出していますよね。
これ以外では、MINMIとフィーチャリングしている「Summer Girl feat.MINMI」という曲があります。
アイノカタチ feat.HIDE(GReeeeN)
5曲目は2018年に発売された、「MISIA」がゲストボーカルとして「GReeeeNのHIDE」を迎えた【アイノカタチ feat.HIDE(GReeeeN)】という曲です。
こTBSのテレビドラマ「義母と娘のブルース」の主題歌に起用されていた曲ですね。
また、MISIAがデビュー20周年という節目の年に発売されたシングルでもあります。
この曲は作詞・作曲をGReeeeNが行っているほか、GReeeeNのメンバーのHIDEが曲中のコーラスにも参加しています。
まとめ
以上で、フィーチャリングの意味についての話を終わります。
まとめると、下記の通りです。
- フィーチャリングは、「ゲストボーカル」という意味
- 歌手の名義としては良く、「〇〇feat. △△」と表される
- 「feature」という英語の、「客演させる」という意味が言葉の由来
- 2000年代以降に、良く使われるようになった
- アンサーソングとして書かれたフィーチャリングの曲も多い
今まで、何となくなそんな感じかなーと思っていたフィーチャリングの意味を、はっきりと知ることがとても面白かったです!
フィーチャリングの曲はとても良い曲がたくさんありますから、これからもどんなフィーチャリングの曲が出てくるのか楽しみにしながら、音楽を聴いていきたいですね(^^)
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