エアコンが故障した!
暑い夏や寒い冬に、このようなことになってしまったらとても困りますよね。
実は当ブログ管理人の星野なゆたは、仕事でエアコンの取り扱いもしています。
エアコンは、現在では家庭の中で欠かすことのできない空調機器になっています。夏は暑くてたまらない空気を涼しく、冬は凍えそうな空気を暖めてくれます。
そしてもし、いざ使おうと思ったときにエアコンが故障しまっていたら、とても困ります。暑い夏や寒い冬に使えなかったら、それこそ一大事。一刻も早く直したいものです。
そこで今回は、もしエアコンが故障したときに考えられる原因と、その対処方法についてエアコンのプロでもある星野なゆたがお伝えしていきます。
目次
エアコンが効かない原因
エアコン故障時を始め、エアコンが効かない場合には下記の3種類の原因が考えられます。
- 実は故障では無い場合
- 本体は正常だけど、ガス漏れが発生した場合
- 何かしらの部品が壊れている場合
このうちまず確認したいのは、やはり本当に故障なのかどうかです。
故障と思って修理業者を呼んだけど、実は故障ではなくて出張費と点検費だけ取られたという状況になったらシャレになりませんからね。
なお、故障ではない場合の原因についてはこちらのページで詳しくお話していますので、必要に応じてこちらを参照されてください。
また、エアコン自体は故障していなくても、中に入っているガスが漏れた場合もエアコンが効かなくなります。
ガス漏れについてはこちらのページで詳しくお話していますので、こちらも必要に応じて参照されてください。
そして最後は、やはり何かしらエアコンの部品が故障している場合です。
本記事では、この部品が故障した場合の対処法について重点的にお話していきます。
故障時にまず試してみたいこと
エアコンの調子が悪くなって何かしらのエラーが出たり、例えエラーが出ていなくてもなんか調子が悪いなと思ったときにまず試してみたいことがあります。
それは、
「電源をON/OFFしてみる」
ことです。
やり方は、下記の通りです。
【エアコンのコンセントを抜いて1分くらい待ち、もう一度コンセント指す】(電源を抜いた直後は基板にまだ電気が残っているので、1分くらい待つ必要がある)
エアコンの故障の中には一時的な不具合で出るものもあり、電源ON/OFFをすると直る可能性があるものもあります。
もしこれで直ったら儲けものですので、エラーが出たらまずは一度この方法を試してみましょう。
しかし、上記の方法で電源ON/OFFをしてみてもやっぱり直らない場合は、やはりどこか故障しているということになります。
次の章からは、そんな場合の故障の原因についてお話していきます。
故障の原因(エラー有り)
エアコンに何かしらのエラーが出ている場合は、故障の原因はそのエラーの意味の通りになります。
ここでは、国内の主要エアコンメーカーのエラーコードごとの対処方が分かるページのリンクを貼りましたので、エラーが出ている場合はこちらを参照してください。
◆パナソニック
パナソニックホームページ:よくあるご質問【【エアコン】 タイマーランプが点滅している】
◆ダイキン
ダイキンホームページ:よくあるご質問【エラーコードの内容と対処方法】
◆三菱電機
三菱電機ホームページ:点検コード検索システム【点検コード検索システム】
◆日立
日立ホームページ:サポート【表示ランプが点滅しています。】
◆富士通ゼネラル
富士通ゼネラルホームページ:サポート&ダウンロード【エアコン故障診断】
故障の原因(エラーなし)
次は、エラーは出ていないけどなんか調子がおかしいという場合です。
ここでは、何かしらの部品が故障しているのにエラーが出ない場合にどういったものがあるのをお伝えします。
ピクリとも動かない
電源を入れているはずなのにピクリとも動かない場合は、基板が壊れている可能性があります。
基板単独で壊れることはあまりないのですが、近くに雷が落ちて運悪くエアコンに過大な電流が流れたりするとこうなることがあります。
冷房または暖房のどちらかだけできる
冷房または暖房の片方だけは効くのに、もう片方が効かないという場合は、四方弁という部品が壊れている可能性があります。
エアコンはこの四方弁で冷房と暖房の回路を切り替えているのですが、これが壊れて正しく動作しなくなると、冷房または暖房のどちらかしかできなくなったり、壊れ方によっては両方効かなくなったりすることがあります。
ちなみに、エアコンの仕組みについてはこちらのページで詳しく説明していますので、良かったらこちらにも遊びにきてくださいね。
修理を依頼するとき
エアコンが故障した場合、自分で直すことは難しいため、修理を依頼しなければなりません。
ここからは、エアコン修理を依頼するときのポイントについてお話します。
修理の依頼先
エアコンの修理をしてもらうためには、まずはどこに修理をしてもらうのかを決めなければなりません。
その際にどこにお願いするのか悩むところですが、修理の依頼先をおススメ順に並べると下記の通りとなります。
エアコン修理の依頼先!
- 実際に購入または施工してもらったところ
- アパートやマンションの管理会社
- エアコン修理のサービス業者
- メーカー
1番目は、実際に買ったり施工してもらったりしたところです。
大手の家電量販店だったり、町の電気屋さんだったり、まずは買ったところにお願いしてみましょう。
2番目は、もし自分が住んでいるところがアパートやマンションであれば、その管理会社です。
特に、エアコンを自分で買った訳ではなく、部屋の設備として最初からついていた場合は、管理会社最優先で連絡しましょう。
契約内容によっては点検費や出張費が無料になる場合もありますから、合わせて確認してみましょう。
3番目は、エアコン修理のサービス業者に依頼することです。
インターネットで調べると、自分の住んでいる地域のエアコン修理業者が分かると思います。また、地域情報誌などの広告で紹介されているかもしれませんのでチェックしてみましょう。
そして最後は、エアコンメーカーです。
エアコンの修理は基本的にはメーカー自身では行っておらず、エアコン修理業者に依頼する形で行われています。
メーカーがお客さんから修理の依頼を受けると、お客さんの住所の近くの修理業者を探して、そこに行ってもらうようにお願いするという流れになります。
そうすると、自分自身で直接依頼するときと比べて、メーカーが一つ間に入るのでどうしても動きが遅くなってしまいます。
そのため、メーカーに修理を依頼するのは、どうしても頼むところが見つからない場合の最終手段にした方が良いかもしれません。
修理依頼前に確認すること
修理してもらうところが決まったらそこに連絡しなければなりませんが、修理を依頼する前に下記の点を確認しておきましょう。
修理依頼前の確認ポイント!
- エアコンの型式
- エラーコード
- 不具合の具体的な症状
- 製造年(できれば)
お客さんにとってもエアコンの修理業者にとっても、一度の対応でエアコンが直ることに越したことはありません。
そうできるように、エアコンの修理業者は予めお客さんからもらった情報を元に、ある程度壊れている可能性のある部品を事前に準備してから修理に向かいます。
そのため、いま直してほしいエアコンの状況を正確に伝えることは、とても大切なことになります。誤った情報を伝えて修理出直しになったら、誰も得をしませんからね。
ちなみに、エアコンの型式はエアコンの下の方に記載してあります。
注意したいのは、エアコンの型式はリモコンに書いてあるものではないということです。
リモコンにも型式が書いてありますが、それはあくまでもリモコン自身の型式で、本体のそれとは違います。
そしてリモコンはいろいろな機種で共通の場合が多いですから、リモコンの型式を伝えても、そこから本体の型式を判断することはできないのです。
リモコンの故障
あとエアコンの故障で良くあるのが、本体は全然大丈夫なのにリモコンだけ壊れてしまったという場合です。
この場合は新しいリモコンが必要になるので、リモコンだけ買いなおさなければなりません。
しかし、新しいエアコンの場合はリモコンだけ買うことも簡単にできるのですが、古いエアコンの場合は製造中止になっておりリモコンが買えない場合が多々あります。
販売店にいくらリモコンだけ欲しいと頼み込んでも、「メーカーがもう売っていないので、入手することはできないです。そろそろ新しいエアコンに買い替えられてはいかがですか?」と言われるばかり。
本体が壊れてしまったのなら仕方ないと思いますが、リモコンだけしか壊れていないのに高いお金を出してエアコンを買い替えるのは気が引けます。
そんな時にちょっと試してみたいのが、こちらのエアコン汎用リモコン。
国内のほとんどのメーカーのエアコンを動かすことができます。
自分の使っているエアコンが実際に動くかどうかはやってみなければ分かりませんが、格安のお値段なので一度トライしてみる価値はあるのではないかと思います。
応急運転の方法
エアコン使いたいのにリモコンが壊れた!といった状況になった場合に有効な方法として、「応急運転」という方法があるのをご存知でしょうか?
実は、エアコンはリモコンで操作ができなくなったときのために、本体に応急運転を行うスイッチが付いており、それを押せばとりあえず動いてくれるのです。
この場合、運転は全て自動で行われるので細かな調節はできませんが、とりあえず新たなリモコンが手に入るまでの応急処置としては十分です。
応急運転のやり方はエアコンの取り扱い説明書にも書いてありますが、メーカーのホームページでもやり方が書いてある場合がありますので、国内のエアコン主要メーカー7社のホームページに書かれている応急運転の方法をご紹介します。
◆パナソニック
取扱説明書にての確認をお願い。
◆ダイキン
ダイキンホームページ:よくあるご質問【エアコン本体の運転停止ボタンでの操作】
◆三菱電機
三菱電機ホームページ:故障かな?【リモコンのボタンを操作しても、エアコンが反応しない】
◆日立
日立ホームページ:サポート【リモコンが使えないときに運転・停止(応急運転)する方法を教えてください。】
◆富士通ゼネラル
富士通ゼネラルホームページ:よくあるご質問【リモコンを使わないで操作できますか?】
エアコンの動作確認はシーズン前に!
最後になりましたが、エアコンの動作確認はなるべくシーズン前に行うようにしましょう。
もしシーズンに入ってからいざ動かそうとしたら、故障してた!ということになったら大変です。
シーズンに入るとエアコンの修理業者はとても忙しくなるので、頼んでも先約がいっぱいですぐに来てもらえないかもしれません。
そうなるととても困りますから、シーズン前の動作確認は必須ですね。
終わりに
以上で、エアコンが故障したときに考えられる原因と対処方についての話を終わります。
暑い夏や寒い冬にエアコンが故障して効かないと、部屋の空調ができずに大変な目にあってしまいます。
そのため、万が一エアコンが故障してもらったら、適切に対処して暑さ寒さをしのいでいきたいですね!
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