東証一部上場企業。
いわゆる、東京証券取引所の東証一部にて株式の売買が行われている企業のことですね。2019年時点では、日本全国で約2,000社ほどが東証一部上場企業となっています。
そして当ブログの管理人である私、星野なゆたも大学卒業後そのように呼ばれる会社に就職して早いもので10年以上の月日が経ちました。それぐらいの年月が経ってくると、東証一部上場企業で働いたときのメリットやデメリットを色々と感じるようになりました。
そこで今回は、私が実際に勤めてみて感じた、東証一部上場企業で働くメリットとデメリットについてお話ししていきたいと思います。
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目次
メリットとデメリット
それでは、早速ではありますが私が実際に東証一部上場企業で10年以上働いて感じたメリットとデメリットをお伝えします!それぞれを簡潔にまとめると、下記の通りです。
- 人生に強固な地盤を与えてくれる
- 社会での信用度合いが増す
- 安定した給料が得られる
- 社会人として高いレベルでスキルやマナーが身につく
- 仕事を通して様々な経験ができる
- 福利厚生が手厚い
- 鶏口牛後という言葉が常に頭から離れない
- 仕事に自由がない
- 成果が給料に反映されにくい
- 仕事に喜びを感じにくい
- 時間的な自由が無い
このようなメリットやデメリットを働きながら感じました。
ざっくりと箇条書きにするとこんな感じですが、ここからはメリット・デメリット共により詳しく感じたことを書いていきたいと思います。
メリットの詳細
まずはメリットからです。
地盤=人生の基盤
「地盤・看板・鞄」
これ、選挙で良く聴く言葉ですよね。この3つがないと、選挙では勝てないと言われています。地盤とは所属する地域や組織、看板とは信頼や知名度、鞄とはお金のことですね。
しかし、この3つ、何も選挙のことだけとは限りません。個人の人生でも、地盤・看板・鞄は必要なのです。そして、東証一部上場企業という会社は、そこに働く人にもれなくこの「地盤・看板・鞄」の3つをもたらしてくれます。
まず、地盤について。
東証一部上場企業という会社の組織が、人生に強固な地盤を与えてくれます。やはり東証一部に上場している会社というのは、それなりに経営が安定しています。そんなに簡単につぶれたりはしません。
また、突然解雇されるなどということもほとんどありません。病気や怪我をしても、大きな組織のため自分一人が抜けてもほとんど影響がないため、治療中は休んでも大丈夫です。
そのため、自分から辞めさえしなければ定年までずっと働ける可能性は非常に高いです。これはやはり精神的にかなり大きな安定をもたらします。
看板=社会的信用
次は、看板です。
東証一部上場企業という看板も、日常生活にメリットをもたらします。一番それを感じるのは、カードやローンの審査のときです。東証一部という看板があれば、カードやローンの審査で引っかかることはまずありません。
クレジットカードも何の問題もなく作れますし、家や車を買う時のローンもよほどのことがない限り引っかかりません。
もう一つ看板の威力を感じたのは、結婚するときです。
はっきりいって、東証一部上場企業に勤めているからといって女性にモテるというこはありません。しかし、いざ良い人と出会って結婚しようとなったときに彼女の両親に挨拶に行くときに、非常にこの看板があると有りがたいのです。
娘が結婚する時に両親が心配なことは、やはり現実的なものとして、相手の男性が死ぬまでずっと養うことができるかというところがあると思います。その最大の心配事に対して、東証一部上場企業で勤めていることはかなりの安心材料になります。
私も彼女(今の妻)の両親に初めて挨拶にいったときは、東証一部上場企業に勤めていて良かったなと思いました。
鞄=お金
最後は、鞄。これは、いわずもがな給料のことですね。
東証一部上場企業は、家計に安定した給料をもたらしてくれます。給料の未払いというのは、まずありません。毎月決まった月に、決まった分だけの給料をくれます。
残業時間等によって多少の変動はありますが、月によって多かったり少なかったりするようなことがあまりなく、毎月の生活設計がとても立てやすいです。
更に、夏と冬にはボーナスというものももらえます。少々業績が悪くても、その時のために会社はお金を貯めてますから、ボーナスが出ないということもありません。夏と冬に、まとまったお金がもらえます。
特に、家族にとってこの決まった収入というのはかなり魅力です。夫婦にとっては死ぬまで食っていかないといけませんし、子供を大学まで卒業させるのにもとてもお金がかかります。そのような将来の人生設計も、収入にある程度見込みが立つのでとてもやり易いです。
高いレベルのスキルが身につく
ここからは少し方向性が変わりますが、社会人として高いレベルでマナーやスキルが身につくことも大きなメリットだと思います。
東証一部上場企業ではいわゆる大企業と呼ばれる部類に入るので、入社後の研修体制が整っているところが多いです。そして仕事の範囲が広く多方面の人と接する機会が多いので、自然と社会人としてのマナーや振る舞いが身につきます。
また、実際の業務内容も営業や技術、製造などといった業務内容の違いはあれど、それぞれのポジションで高度な専門性を求められその仕事に対する高いスキルが身につきます。
やはり一芸は身を助けるというように高いスキルを持っていると、万が一何らかの理由で転職しなければならないとなったときでもとても有利に働きます。
仕事を通して様々な経験ができる
東証一部上場企業では、大企業らしくスケールの大きな仕事が多いです。自分ひとりで完結できる仕事はほとんどありません。
そのため、様々な人や場所、ものや企業と接することになって多種多様な経験ができます。そして仕事としての関わりなので、普段の生活では絶対に入れないようなところにも入れたりできることがあります。
このように、仕事を通して普段決してできない様々な経験を積めることも魅力の一つだと思います。
デメリットの詳細
次は、デメリットについてです。やはり、働いていると東証一部上場企業のデメリットを感じることも多いです。
働きながら、自分の人生って超充実している!と満足することはやはり無いです。「自分の人生は本当にこれで良いのか?」というモヤモヤが、心の中から消えることはありません。
そのように感じざるを得ないデメリットの詳細についてお話していきます。
鶏口牛後という言葉が頭から離れない
東証一部上場企業で働いている最中に、ずっと心に引っかかっている中国の故事言葉があります。
『鶏口牛後』
有名な言葉ですよね。
「寧むしろ鶏口と為なるも、牛後と為なる無なかれ」
会社で言うなら、「小さな会社のトップの方が、大企業の一般社員よりも良い」ということになりますよね。
東証一部上場企業で働く一般社員というのは、まさにこの牛後の状態です。もちろん、将来的には出世して「牛頭」となる人も中にはいるのですが、そういう人たちは本当に一握り。大部分の人は牛後のまま定年を迎えます。
まさに、ザ・サラリーマン、社会の歯車といった感じです。このようなモヤモヤを抱えながら働かざるを得ない、これはものずごく大きなデメリットだと思います。
仕事に自由がない
仕事に自由がないことは、大企業に勤めているときに感じる大きな閉塞感のひとつです。大企業では、当たり前ですが個人より組織が優先されます。
自分のやりたいと思ったことでも、上司にNGと言われればそれまでです。嫌だと思っても、方向性を変えなければなりません。そしてその嫌な仕事もやらない訳にはいきません。
仕事をしていると、どうしても苦手な分野というところがあります。しかし、組織に配属されて仕事をしている以上、どんなに嫌で苦手でも、その部署で求められている仕事をしなければなりません。
自分を殺して組織のために働く閉塞感から感じるストレス、これも、東証一部上場企業で働くデメリットの一つです。
成果が給料に反映されにくい
東証一部上場企業の給料というのは、良くも悪くも安定しています。
仕事をせずにサボっていてもそれなりの給料がもらえます。逆にめちゃくちゃ頑張って仕事しても、ドカーンと億単位の報酬がもらえるなんてことはなくそれなりの給料です。
もちろん評価によって給料が少しは変わるのですが、やはり頑張っている人とそうでない人の給料として比べると、その差は少ないように思います。
死ぬほどがんばって仕事をして成果を出しても、上がる給料はちょっとだけ。
これがもし自分のビジネスを持っていたら、がんばったらがんばった分だけもっと給料が得られるのではないかと思うと、ストレスになります。
仕事に喜びを感じにくい
鶏口牛後という状態、仕事に自由がない、成果が給料に反映されにくい。こんな状態で仕事をして仕事に心から満足して喜びを感じる!という状態になるでしょうか?ならないですよね。なかなか、仕事で喜びを感じることは難しいです。
仕事の主目的は、給料をもらって家族を養ったりご飯を食べるためで、仕事そのものになかなか喜びを感じれれない。これも、デメリットの一つだと思います。
時間の拘束
時間的な拘束も、ストレスを感じます。
会社が仕事と決めた日、決めた時間には必ず会社に行かなければなりません。どんなに遅くまで残業しても、次の日には朝早く出社しなければなりません。
そして長期休暇なども限られているため、海外旅行に行きたいと思ってもまとまった休みが取れずに気軽に行くことはできません。
これも、大きなデメリットだと感じています。
まとめ
以上が、東証一部上場企業で働くメリットとデメリットについてです。
こんなブログを書きながら、いつかは独立して自分のビジネスを持ってみたいなぁとも考えてみたりもするのですが、それが実現するのかどうか分かりません(笑)
もし今、就職活動や転職活動中の方がいらっしゃいましたら、就職先を考える参考にれば幸いです(^^)
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