速さの単位「ノット」の定義とは?時速や秒速に換算するとこうなる!

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ノット。

船などの速さを表すときに良く用いられる単位ですよね。

そんなノットという単位、何となく見たり聞いたりしたことはあるものの、実際にどのくらいの速さなのかいまいち分からないところ、ありますよね。

そこで今回は、速さの単位「ノット」について分かりやすくまとめてみました!

このページでは、そんなノットの定義のほか、時速や秒速に換算できる計算フォームなども用意しましたので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね(^^)

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ノットの定義

それでは早速ではありますが、速さの単位であるノットの定義から見ていきたいと思います。こちらです。

ノットの定義

1ノット=1時間で1海里進む速さ

なるほど、1時間で1海里ほど進む速さが1ノットだったのですね!

しかし、ここでまた新たな疑問が生まれます。それは1海里という距離がどのくらいなのかということです。普段の生活では距離の単位は「メートル」を使っていますから、海里にはなじみがないですもんね。

そんな海里の定義は、下記の通りです。

海里の定義

1海里=1852m

これは世界中で使われている国際海里の定義であり、1海里は正確に1852mとなります。

なので先ほどのノットの定義を海里ではなくメートルで表すと、「1ノット=1時間で1852m(=時速1.852km)」ということになりますね。

ちなみに、海里の距離がこのような中途半端な数値になっているのは、地球の緯度1分の距離が由来になっているからです。緯度1分は、緯度1度の距離の60分の1に当たります。

※海里の由来となっている緯度については別ページで詳しくお話していますので、気になる方はこちらを参照されてくださいね。

緯度経度地図
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ノット、時速、秒速の換算計算式

第1章ではノットの定義について見てきましたが、定義だけではいまいち実感が湧かないところ、ありますよね。

そこでこの章では、ノットがどのくらいの速さなのか実感できるように実際に計算してみたいと思います!

計算フォーム

こちらにノット、時速、秒速のそれぞれを換算できる計算フォームを作りましたので、いろいろと計算して遊んでみてください(^^)

速度の数値と単位を入力して計算ボタンを押すと、ノット、時速、秒速それぞれに換算した数値を出力します。

計算式

ちなみに、上記の計算で使用している計算式はこちらになります。

  • 1kt=1.852km/h
  • 1kt=0.514m/s

1kt=1.852kmは、ノットの定義そのままですね。

また、秒速は時速を3.6で割れば求められますので、1kt=1.852÷3.6=0.51444…となります。この数字は割り切れないので、上記の計算フォームでは、1kt=0.514m/sとして計算しています。

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ノットが活躍している場面

最後に、速さの単位「ノット」が活躍している場面をご紹介したいと思います。

船や飛行機の速度

船や飛行機の速度の単位は、ノットが良く用いられています。これは、海図や航空図では緯度1分に当たる海里を使った方が計算が容易で便利になるからです。

例えば、速力60ノットで進んでいたとすると、1時間に緯度60分ほど進むことになります。そして緯度60分=緯度1度ですから、速力60ノットだと1時間で緯度1度分進んでいることがすぐに分かります。

このように、緯度経度で表す地図とノットはとても相性が良いので、船や飛行機でノットが用いられているのですね。

風速

船や飛行機の速度以外では、国際的な風速の基準がノットで定義されています。

例えば、日本でも馴染みのある台風の定義は、熱帯低気圧のうち風速が34ノット以上になったものとなっています。

風速の基準がノットになっているのは、風の強さによって大きな影響を受けるのがノットを使う船や飛行機だからでしょうね。

また、風速によって決まる台風の強さの基準については別ページで詳しくお話していますので、良かったらこちらにも遊びに来てくださいね。

台風の高波

まとめ

以上で、速さの単位「ノット」についての話を終わります。まとめると、下記の通りです。

  • 1ノット=1時間に1海里進む速さ
  • 1海里=1852m
  • 1海里は、緯度1分の距離
  • ノットは、船舶や航空機で良く用いられている

日常生活であまり馴染みが無くてピンとこなかった「ノット」ですが、分かったら言うほど難しいものではなかったですね!

これで、ノットがどのくらいの速さなんか具体的にイメージできるようになりましたので、ノットについて悩むことはもう無いですね(^^)

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