「こだま」の停車駅。
「こだま」に乗るときに、最も気になることの一つですよね。
こんにちは、時間がたっぷりとある大学生の頃は、良く空いている「こだま」を使ってのんびりと帰省するのが好きだった当ブログ管理人の星野なゆたです。
「こだま」は各駅停車なので全ての新幹線の駅に止まるのですが、東海道・山陽新幹線にあまり慣れていない人にとっては、「その新幹線の駅ってどこやねん！」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は、自信を持って「こだま」に乗ることができるように「こだま」の停車駅はいったいどこなのかを分かりやすくまとめてみました！
これを読んだら「こだま」の停車駅のほか、所要時間や各停車駅の乗り換え路線なども分かるようになっていますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね(^^)
こだま号の停車駅
それでは、早速ではありますが「こだま」の停車駅をお伝えします。
「こだま」は各駅停車の新幹線なので、全ての新幹線の駅に停車します。
そんな「こだま」が止まる新幹線の停車駅は、下記の通りです。
東海道新幹線区間
・東京・品川・新横浜・小田原・熱海
・三島・新富士・静岡・掛川・浜松
・豊橋・三河安城・名古屋・岐阜羽島
・米原・京都・新大阪
山陽新幹線区間
・新大阪・新神戸・西明石・姫路・相生
・岡山・新倉敷・福山・新尾道・三原
・東広島・広島・新岩国・徳山・新山口
・厚狭・新下関・小倉・博多
「こだま」の運転パターン
次は、「こだま」の主な運転パターンです。
「こだま」の運転パターンは、現在では下記の区間の発着が主流となっています。
- 東京⇔名古屋発着（１時間に１本程度）
- 東京⇔新大阪発着（１時間に１本程度）
- 新大阪⇔博多発着（朝夕中心）
- 岡山⇔博多発着（１時間に１本程度）
区間別でいうと、東京⇔名古屋間は１時間当たり２本、それ以外の区間では１時間当たり１本の「こだま」が止まるといったイメージです。
これ以外でも、早朝・通勤時間帯や深夜の時間帯では、より運転区間の短い「こだま」もあります。
また、全ての「こだま」が東海道新幹線区間と山陽新幹線区間ではっきりと分かれているため、どちらも新大阪を超えて進む運転パターンの「こだま」はありません。
名古屋⇔岡山間は「ひだま」号！？
名古屋⇔岡山間は、中京・関西の大都市圏が連なるとても利用者が多い区間の割には、「こだま」の運転本数は少ないです。新大阪⇔岡山間に至っては、日中は全く「こだま」が走らない時間帯もあります。
しかし、「こだま」が走らなくても大丈夫な理由があります。
実はこの区間では、各駅停車として走っている「ひかり」があって、それが「こだま」としての役割を果たしているのです。
これらの「ひかり」は、別名で「ひだま」なんて呼ばれていたりもします。本当は「ひかり」だけど、「こだま」みたいだからそう呼ばれているのですね。
所要時間
この章では、「こだま」を使って移動した際の所要時間をお伝えします。
東海道新幹線区間
東海道新幹線の「こだま」の、東京または静岡からの各停車駅までの所要時間は、それぞれ下記の表の通りとなります。
| 駅名 | 東京から | 静岡から |
|---|---|---|
| 品川 | 約7分 | ー |
| 新横浜 | 約20分 | ー |
| 小田原 | 約40分 | ー |
| 熱海 | 約50分 | ー |
| 三島 | 約1時間 | ー |
| 新富士 | 約1時間15分 | ー |
| 静岡 | 約1時間30分 | ー |
| 掛川 | 約1時間45分 | 約15分 |
| 浜松 | 約2時間 | 約30分 |
| 豊橋 | 約2時間20分 | 約50分 |
| 三河安城 | 約2時間35分 | 約1時間5分 |
| 名古屋 | 約2時間50分 | 約1時間20分 |
| 岐阜羽島 | 約3時間 | 約1時間30分 |
| 米原 | 約3時間15分 | 約1時間45分 |
| 京都 | 約3時間40分 | 約2時間10分 |
| 新大阪 | 約3時間55分 | 約2時間25分 |
東京から「のぞみ」が止まる駅以外の主要駅までの所要時間は、静岡で約1時間30分、浜松で約2時間、豊橋で約2時間20分となっています。
山陽新幹線区間
| 駅名 | 新大阪から | 岡山から |
|---|---|---|
| 新神戸 | 約15分 | ー |
| 西明石 | 約25分 | ー |
| 姫路 | 約35分 | ー |
| 相生 | 約50分 | ー |
| 岡山 | 約1時間15分 | ー |
| 新倉敷 | 約1時間25分 | 約10分 |
| 福山 | 約1時間35分 | 約20分 |
| 新尾道 | 約1時間45分 | 約30分 |
| 三原 | 約1時間55分 | 約40分 |
| 東広島 | 約2時間10分 | 約55分 |
| 広島 | 約2時間25分 | 約1時間10分 |
| 新岩国 | 約2時間40分 | 約1時間25分 |
| 徳山 | 約3時間 | 約1時間45分 |
| 新山口 | 約3時間15分 | 約2時間 |
| 厚狭 | 約3時間30分 | 約2時間15分 |
| 新下関 | 約3時間45分 | 約2時間30分 |
| 小倉 | 約4時間 | 約2時間45分 |
| 博多 | 約4時間15分 | 約3時間 |
山陽新幹線区間の「こだま」の所要時間は、速達タイプの新幹線との接続や退避待ちで停車時間が長いものがあり、所要時間には列車によってバラツキがあります。
各停車駅の乗り換え可能路線
ここでは、「こだま」が止まる各停車駅で乗り換え可能な路線を一覧にしてみました。
目的地がまさに「こだま」が止まる停車駅であれば良いのですが、その駅からまた在来線等に乗り換えないといけない場合も多いと思いますので、その場合はこちらを参照してください。
東海道新幹線区間
| 駅名 | 乗り換え可能路線 |
|---|---|
| 東京 | 【新幹線】 ・JR東北新幹線 ・JR北海道新幹線 ・JR秋田新幹線 ・JR山形新幹線 ・JR上越新幹線 ・JR北陸新幹線 【在来線等】 ・JR東海道本線 ・JR山手線 ・JR京浜東北線 ・JR横須賀線 ・JR総武本線 ・JR京葉線 ・JR中央本線 ・JR上野東京ライン ・東京メトロ丸ノ内線 |
| 品川 | ・JR東海道本線 ・JR山手線 ・JR京浜東北線 ・JR横須賀線 ・京急本線 |
| 新横浜 | ・JR横浜線 ・横浜市営地下鉄ブルーライン |
| 小田原 | ・JR東海道本線 ・JR湘南新宿ライン ・小田急小田原線 ・伊豆箱根鉄道大雄山線 ・箱根登山鉄道 |
| 熱海 | ・JR東海道本線 ・JR伊東線 |
| 三島 | ・JR東海道本線 ・伊豆箱根鉄道駿豆線 |
| 新富士 | ・なし |
| 静岡 | ・JR東海道本線 ・静岡鉄道静岡清水線 |
| 掛川 | ・JR東海道本線 ・天竜浜名湖鉄道 |
| 浜松 | ・JR東海道本線 ・遠州鉄道鉄道線 |
| 豊橋 | ・JR東海道本線 ・JR飯田線 ・名鉄名古屋本線 ・豊橋鉄道路面電車 |
| 三河安城 | ・JR東海道本線 |
| 名古屋 | ・JR東海道本線 ・JR中央本線 ・JR関西本線 ・近鉄名古屋線 ・名鉄名古屋本線 ・名古屋臨海高速鉄道あおなみ線 ・名古屋市営地下鉄東山線 ・名古屋市営地下鉄桜通線 |
| 岐阜羽島 | ・名鉄羽島線 |
| 米原 | ・JR東海道本線 ・JR北陸本線 ・近江鉄道近江本線 |
| 京都 | ・JR東海道本線 ・JR山陰本線 ・JR奈良線 ・JR湖西線 ・近鉄京都線 ・京都市営地下鉄烏丸線 |
| 新大阪 | ・JR山陽新幹線 ・JR東海道本線 ・JRおおさか東線 ・OsakaMetro御堂筋線 |
山陽新幹線区間
| 駅名 | 乗り換え可能路線 |
|---|---|
| 新大阪 | ・JR東海道新幹線 ・JR東海道本線 ・JRおおさか東線 ・OsakaMetro御堂筋線 |
| 新神戸 | ・神戸市営地下鉄西神山手線 ・北神急行線 |
| 西明石 | ・JR山陽本線 |
| 姫路 | ・JR山陽本線 ・JR播但線 ・JR姫新線 ・山陽電鉄本線 |
| 相生 | ・JR山陽本線 ・JR赤穂線 |
| 岡山 | ・JR山陽本線 ・JR宇野線 ・JR伯備線 ・JR赤穂線 ・JR津山線 ・JR吉備線 ・岡山電気鉄道路面電車 |
| 新倉敷 | ・JR山陽本線 |
| 福山 | ・JR山陽本線 ・JR福塩線 |
| 新尾道 | ・なし |
| 三原 | ・JR山陽本線 ・JR呉線 |
| 東広島 | ・なし |
| 広島 | ・JR山陽本線 ・JR呉線 ・JR可部線 ・JR芸備線 ・広島電鉄路面電車 |
| 新岩国 | ・錦川鉄道錦川清流線 |
| 徳山 | ・JR山陽本線 ・JR岩徳線 |
| 新山口 | ・JR山陽本線 ・JR山口線 ・JR宇部線 |
| 厚狭 | ・JR山陽本線 ・JR美祢線 |
| 新下関 | ・JR山陽本線 |
| 小倉 | ・JR鹿児島本線 ・JR日豊本線 ・JR日田彦山線 ・北九州都市モノレール |
| 博多 | ・JR九州新幹線 ・JR博多南線 ・JR鹿児島線 ・JR篠栗線 ・福岡市営地下鉄空港線 |
「こだま」しか止まらない駅
最後は、少し停車駅に関するトリビアを。
「のぞみ」や「ひかり」が１本たりとも止まらない【生粋のこだま駅】をご紹介します。
新富士
静岡県富士市にある駅。利用者数は１日約5,000人。東海道新幹線区間では、唯一他のどの路線とも接続が無い純粋な新幹線だけの駅。
日本で一番高い山である富士山のふもとに位置し、天気が良ければ駅から富士山の全景を見ることができます。
掛川
静岡県掛川市にある駅。利用者数は１日約11,000人。「こだま」のみ止まる駅の中では１番利用客が多い。
掛川は他の３つの駅と同じく地元の自治体が費用を出して建設した請願駅ですが、利用者数の多さや駅周辺が上手く発展したことから、請願駅の成功例と言われています。
三河安城
愛知県安城市にある駅。利用者数は1日約7,000人。「のぞみ」が止まる名古屋の隣にあるので、駅付近の人でも名古屋を利用する場合も多い。
また、東海道本線との接続にもなっているが、東海道本線では快速すらこの駅に停車しない、新幹線の駅の中では珍しく在来線との乗り換えがあまり考慮されていない駅でもあります。
厚狭
山口県山陽小野田市にある駅。利用者数は１日約2,000人。東海道・山陽新幹線の中では、品川に次いで２番目に新しい駅。
１日の利用者集約2,000人は在来線利用者を含めた数で、新幹線の利用者はもっと少なく、東海道・山陽新幹線区間の中で最も利用者数の少ない駅と言われています。
終わりに
以上で、「こだま」の停車駅についての説明を終わります。
「こだま」の停車駅にいったいどのようなものがあるのかや、所要時間・乗り換え可能路線なども合わせて知ることができました。
これで「こだま」の停車駅については全て分かりましたので、これからは迷うことなく自信を持って「こだま」に乗ることができますね(^^)
また、「こだま」の座席に関しては別ページで詳しくお話していますので、もし興味がありましたらこちらにも遊びに来てくださいね！
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